カウリスマキ監督の作品を初鑑賞。
色々深いんだろうし熱心なファンの心を掴む何かがあるんだろうけど、私にはまだ良さがわからなかった…早かった…
うーん、個人的に選曲がどうなんだろって思ってしまった…
ドストエフスキーの名作文学を原作にしたカウリスマキの長編初監督作です。
初監督作の題材としてはヘビーなチョイスですが、台詞が少なく感情表現が少ない独特の演出スタイルはすでに確立されており、それが原作…
虫のクローズアップから始まる
肉塊を運ぶ男にドリー
血が流れる排水溝にパン
街灯に照らされる顔
カメラがよく動く
男がかけたレコードがBGMに
廊下のシーン、ハイポジション
高速パン
サイドミラー越…
カウリスマキ処女作。
俺が殺したかったのは道理だ。人じゃない。
世の中、罪を犯した人間が法で裁かれることなく堂々と生きてることがある。自らの手でそいつらに鉄槌を下せば、下した人自身は当然罪に問われ法…
カウリスマキ版「罪と罰」。止むに止まれぬ怒りの衝動に主人公は罪を犯す。私刑。それを偶然に知って尚庇いだてする女。はぐらかし、他人に濡れ衣着せ、逃亡を図りながら、そちらに流れ切れぬ感情の矛盾を彼は覚え…
>>続きを読む長編第一作。
カメラワークなど気ぜわしいところがあれど、すでにカウリスマキ。
寂しげな街の風景や差し色の選択、そして時にダサめの音楽のチョイスは処女作にしてもう顕著。
斧や懲役8年など、原作の要…
舞台はフィンランド。登場人物の設定も相関もかなりアレンジされているので、原作をイメージして観ると主題がボヤケてしまう。原作を読まずに観ていたなら、また印象も違っていたのかもしれない。
それでも、暗…