どんな番狂せがあろうと、自分の人生の舵をとることができるのは自分だけなのだと納得せざるを得ないんだよなと、突きつけられる孤独にうっすら絶望した。それでも生きていく中で誰かの人生と交わることはあって、…
>>続きを読むバー、酒、たばこ、BGM、ライヴシーン、無表情、主人公のどこか冴えない雰囲気、その男になぜか寄り添う女、そしてマッティ・ペロンパーなどなど、初監督作品にして早くもアキ・カウリスマキ臭がぷんぷん漂う。…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
カウリスマキ流のコンパクトにアレンジされた罪と罰。副題に"白夜のラスコーリニコフ"
人殺しではなく、"道理"を殺したかったラヒカイネン(=ラスコーリニコフ)
2人目は殺されず、彼女が罪を償うよう…
原作読了記念に観た。ストーリーを改変しつつ簡潔にまとめられた93分で、原作ではあんなに多い登場人物のセリフがかなり少なく、演出も抑えが効いているように感じた。主人公の殺人と天才についての熱弁や、周囲…
>>続きを読む鑑賞記録
カウリスマキの作品には
妙に孤独がつきまとう作品が多い
ちなみに
「マッチ工場の少女」の作品は
くすぶったマッチが
燃え尽きる前に炎となって
ついにタンゴ曲の流れる中で
燃え尽きたって感…
アキ祭り12。カウリスマキ監督の長編第1作。
あの『罪と罰』を脚色し、現代(80年代)のヘルシンキを舞台に映像化した作品。
『罪と罰』は舞台等で大筋は知っていて、本作よく93分にまとめたな、と感…
このレビューはネタバレを含みます
【ドストエフスキー原作というよりは】
ドストエフスキーの有名な『罪と罰』をカウリスマキ流に料理して作った映画。といっても、タイトルを知らないと、ドストエフスキー原作とはちょっと気づかない。
原作…
ジム・ジャームッシュくらいデビュー作に監督としての個性が表れている
でも題材的に難しいからか持ち味である哀愁の中にあるユーモアが不発なのが個人的には1番残念
それでもデビュー作で『罪と罰』を題材に選…