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雪暴 白頭山の死闘のかずシネマのレビュー・感想・評価

雪暴 白頭山の死闘(2018年製作の映画)
2.5
リズムがキャッチーな北朝鮮のプロパガンダ曲のコンギョでもお馴染みの白頭山は、中国と北朝鮮の国境にある綺麗な山。
こちらの舞台は中国側の白頭山の麓。
中国では白頭山とは呼ばないらしいけどな。(長白山と呼ばれている。)
なのでこの邦題的に韓国の作品なのかと思ったわ。
でも劇中でアリランを歌っていたって事は朝鮮族(朝鮮系中国人)の人々なのかな。
内容は攻撃戦だ!じゃなくて銃撃戦だ!って感じ(?)

雰囲気は硬派で渋くて良いんだけど、テンポがいまひとつ。間延びしている。
せめて90分くらいにまとめていたら印象も少し違ったかもな。
雪、冗長さ、盛り上がりそうで盛り上がらないこの感じに、話や演出は全然違うんだが織田裕二主演の「ホワイトアウト」を連想してしまった。

空撮シーンの景観が本当に綺麗。
実際寒いんだろうけど、観てるだけでも寒そう。寒さでほっぺたが赤くなってる人も沢山いたし。
雪に血の赤は映えますな。

リャオ・ファンは堅気じゃない役がよく似合うね。
彼がツルハシを静かに振り下ろしたシーンはシュール過ぎて吹いた。
この作品のチャン・チェンはなんかよく見かける様な顔してるなぁと思ったが、津田寛治に似てるからだった。

スズキから三菱から日本車も結構出て来る。
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