はまち

きみの瞳(め)が問いかけているのはまちのレビュー・感想・評価

4.7
よくあるテーマと内容。
愛しているからこそ、
相手を想うがゆえ、
辛い選択をする系のベタなラブストーリー。
あるあるだからこそ作る側は大変だと容易に想像がつく。
予告を観た時は、うーん?どうかな?って感じがしたけれど、
吉高ちゃんが好きなので見届けに。

結果的に、観てよかった。
吉高ちゃんの魅力と、流星くんの努力をガンガンに引き出した作品。

まー、2人のお顔のアップの多いこと!
顔というか、映したいのは「瞳」なのだろうけど。

なんとなく展開が見えちゃってもシラけずに最後まで観られたのは間違いなくこの2人の瞳の演技力だと思うなー。
これは映画館で観て正解。

瞳の動きとか仕草って無限にあるんだなって思った。
目は口程にものを言うとはよく言ったもの。
とくにルイのほうはセリフがとことん少ないから、余計に瞳で伝えないといけない。
なのに彼の心の中ぜんぶ、観てる人は手に取るようにわかったと思う。

それと、格闘シーンのキレは凄まじかったですね。
格闘技とか興味ない私も、
ラスト、一撃かます瞬間、ゾクゾクしました。
彼だからできた役だったと思う。
成長を感じる。
身体も作り込んだとのことだけど、
それだけじゃなく、なんかデカく見えた。
世間の膨れ上がった期待を裏切りたくないという覚悟も感じた。

吉高ちゃんはもう安定のアレです。この人なんでもできるんだな。ほんと、好きです。

全体的に韓国風味で話出来過ぎ感はあるのだけど、
意外と甘ったるくなくておかわりしたくなった。
役に感情移入して泣けたし。
(あの、役や物語を自分自身や自分の経験に重ねてそれを思い出して泣ける映画ってあるけどそれって純粋に作品に感動してるわけじゃないと思ってる。あと私生活で辛いことや悲しいことがあった直後に観て感動するのもちょっとニセの感動な気もしてる。)
なのでとにかく主演の2人!最高!
はまち

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