Tom2022

きみの瞳(め)が問いかけているのTom2022のレビュー・感想・評価

3.0
予告を見て、吉高由里子さんが、目の見えない人の役を演じている姿にとても好感を持てたので見てみました😄。

目の見えない明香里(吉高由里子)が、駐車場の管理人のじいさんだと間違えて話しかけた塁とのお話です。塁は、元キックボクサーであり質素な生活を送っています。この二人がだんだんと仲良くなって中で、塁は、明香里の目が見えなくなった原因を知り、再びリングに上がります。

吉高由里子さんがとてもいい演技をしていると思います。目が見えていない様子をとてもうまく表現していて感心しました🤔。また、キックボクシングをする塁もなかなかかっこ良かったです。

この明香里と塁が知り合って、だんだんと仲良くなっていく流れがとてもいいですね。特に、アパートの中で、溢れる光の中での2人のシーンが好きです。「私の目見て、見てる?」「見てるよ」「嘘つき」。そして、明香里が見えない塁の顔を手で触れて感じるシーンが好きです😄。

シーグラスっていうものがあるんですね。鋭利で危険なガラスの破片が波に揉まれて、だんだんと丸くなったものをそう呼ぶそうです。人間の人柄もシーグラスと同じくだんだんと丸くなっていくそうです。

さて、演技も素晴らしいし、とてもよく出来たお話です。そして、最後に少し涙も出ました🥲。

ちょっと、脚本に実際にはありえないだろうなと思える部分もあって、少しばかり共感度が下がってしまいました。個人的には、そこがなければもっと良い映画だったのになと思います。
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