のんchan

オフィシャル・シークレットののんchanのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい社会派の実話‼️
このジャケのキーラ・ナイトレイのキリッとした表状、彼女のハマり役でした💫
脇にいるのはマット・スミス 、レイフ・ファインズですよ⭐️

その他、リス・エヴァンス、マシュー・グード等の役者陣が、確実な演技でスピード感と緊迫感を表現しているので、あっという間に終わってビックリ😲
それほどに集中して感動させられるノンフィクション🌟


2003年、イギリスの諜報機関(GCHQ)で働くキャサリン・ガン(キーラ)は、アメリカの諜報機関から驚きのメールを受信する。
それは『イラクを攻撃するための違法な工作活動を要請する』内容で、個人的に強い憤りを感じた彼女はマスコミへのリークを決意する❗️2週間後、メジャー新聞に載り大騒ぎになっていく...自分のやったことの重さを痛感したキャサリンは...

捉えられて警視庁捜査官に尋問される。
「君の仕事内容は?」と聞かれ
「諜報内容を翻訳し必要な情報を外務省や国防省に報告します」
「つまり政府に仕えてる」
すかさず
「違います。政府は変わる。私は国民に仕えてる。政府が国民を守れるよう私は情報を集めてます。政府が国民に嘘をつく為じゃ無い」
「こう言っちゃなんだが、君はスパイだ!」
それでも正義感から
「国連の投票を操作し世界を欺き、人々を戦争に向かわせるための情報収集には反対です」
捜査官に言われてしまう。
「採用時、公務秘密法の遵守に同意した。この先、一生だ。GCHQ以外は弁護士であろうと話せば法律違反になる」と...
GCHQを解雇されたうえに、告訴されてしまう。

何でここまで強い意志でキャサリンが行動したのかには、夫であるヤーサー(『オマールの壁』で高い評価を受けたアダム・バクリ)がトルコのクルド人🇹🇷であり、人種問題等を抱えて複雑な心境だったのだ。

その事件の1年ほど前、自宅のTVを夫婦で視ていた時、イギリスのトニー・ブレア首相が番組出演をして『イラクのサダム・フセイン大統領の脅威を饒舌に訴えている』
キャサリンは自国のトップの言葉を即座に『嘘よ‼️』とバッサリ切り捨てている。

その1年後に起きた仕事中の大事なメールに、ただ契約を交わしてGCHQで仕事をしている一般人の女性職員だが、目を瞑って素通りさせる事が出来なかった‼️


なぜ起訴されたのに直ぐ解放されたのか‼️
そこまでの弁護士(レイフ・ファインズ)らとのやり取りなどが凄く面白いんです🥺👏

ラストに優しくおとなしそうな女性が凛としてカメラの前で質問される。「同じ事が今後起きたら、貴女はまた同じ事をしますか?」「はい、します❗️」素晴らしい👏👏👏

キーラはとってもドンピシャな配役でした。見応え十分。お勧め🌟



※実は私も昨日、ちょっとプライベートで自分の意思を貫いた事(あまりにもチッポケな話で比べるのは申し訳ないけど💦)があったので、正義感の強いキャサリンに思い入れを強めて観ちゃった☹️
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