自分の雇い主が間違ったとき、それは間違ってると言えるかどうか。何が正しくて何が間違ってるのかを決めるのは、法律ではなく常識なのか。いや、常識なんて指す範囲が曖昧すぎてアテにならないというなら、もはや信念の問題というしかない。キャサリン・ガンの揺るぎない信念に畏敬の念を覚える。自分の生き方が問われている。
「あなたは何も悪いことしてないから」「私は正しいことをしなかった(できなかった)」
不作為の欺瞞に言及した同僚の言葉が胸に迫る。自分も、そちら側の人でありたいと心から願った。
最後があっけないのは、史実ゆえなんだろうな。見せしめのために国が裁判やるぞやるぞ詐欺で引き伸ばしたのだとしたら、レイフ・ファインズじゃなくても、そんなヤツらと一緒に釣りなんかしたくないよね。
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△2020/09/20 TOHOシネマズシャンテで鑑賞。スコア4.3