ロビン

オフィシャル・シークレットのロビンのレビュー・感想・評価

4.2
史実を基づいたストーリーだけれど、ずーと緊張感があり2時間まったく無駄なパートや余計なパートも無く、ストーリーもテンポもよく見応えのある骨太な社会派サスペンスの良作。
2時間どっぷり映画の中に入り込んでしまった!

主人公が自分の信念に従い、政府の圧力を受けながらも行動する姿、そして彼女を支える周りの人たちの熱意に心揺さぶられる。

「国家じゃなく国民に仕えている」と語る主人公の強さと正義感にとても説得力があった。

そして主人公の移民である夫に対する扱いも酷過ぎて政府に対して怒りを覚えると同時に、あんなに汚いことまでする手段を選ばない政府に恐怖すら覚える。
本当に民主主義の先進国のすることなのかと。

劇中で主人公が、過去に広島で英語教師をしていたというシーンがあり、意外なところで日本と接点が。
そして、原爆ドームに行って反戦主義になったかと聞かれるが、広島平和記念資料館であの悲惨な写真等見て何とも思わない奴がいるのかと思う。



【ネタバレ】
  ↓



盛り上がるかと思った裁判は開廷したものの、起訴は突然取り下げられあっけなく閉廷してしまう。
最後の法廷でのシーンがあっけないのは、史実に基づいてるのでしょうがないのかもしれない。。
どうせ起訴を取り下げるのは決まっていたのに、見せしめのために国が裁判をやる汚さ、主人公の弁護士じゃなくても、そんなヤツらと一緒に釣りなんかしたくない。

この作品で唯一、緊張感なく笑ってしまった場面がメールの内容を、校正してしまった新聞社のスタッフの場面。
あれは、さすがに失礼ながら笑ってしまう。