オフィシャル・シークレットに投稿された感想・評価 - 3ページ目

「オフィシャル・シークレット」に投稿された感想・評価

よる

よるの感想・評価

3.7
イラク戦争の時代にイギリスで行われたスパイの機密漏洩に関する裁判映画。

実話系映画はあんまり相性がよくないけど、これはちょっと別格。

表層的な情報に踊らされないように、物事の本質を知ろうとする姿勢は大事だなー…。と思いました。まる。
そんなことがあったなんてつゆ知らず、なお話でした。
我々がメディアから受け取ってる情報も、操作されたものかも知れないねぇ…。

実話を基にした映画なので、話の内容はあらすじそのままなのですが、イラク戦争のときにこんなことがあっとは全く知らなかった。

19歳の時、如何に社会に即して生きていなかったかを知る。

先日聴いたポッドキャストで「戦争(侵攻)が起きるまで〜起きている時〜その後」。
この時間の流れに人々はナラティヴを見て戦争や侵攻の正当性を確かめるという話を聞きました。(どの立場にいるかで、見える面が全く違いますが。)

イラクを侵攻するためのナラティヴを求めた国家レベルの動きに立ち向かわれたキャサリン・ガンさん。
本当の意味での正しさを求めた彼女の意志の強さに頭が上がりません。

自分にはできないなと思ってしまいました。
ぷえ

ぷえの感想・評価

3.7
おもしろかった 信念の為に政府を相手に戦う女性の話。イラク戦争開戦の為にアメリカの裏工作を知った主人公が戦争によって命を落とす人々を護るために罪を侵す。一見後先考えない危険な行動に感じるけど、実際に後先考えたらあまりのリスクの大きさに間違っていると解っていても見て見ぬ振りをしてしまうと思う。彼女の真っ直ぐな言葉一つ一つがカッコ良かった
んの

んのの感想・評価

4.3
社会派で実話なのがとても面白かった
政府が国民に嘘をつかないかー政府が国民を守れる様私は情報を集めてる!って台詞格好いい!
2003年、イラク戦争開戦前夜のイギリス。
政府の諜報機関で北京語の専門家として働くキャサリン・ガンは、そんなきな臭い空気に違和感を覚えながらも黙々と働いていた。
そんなある日、彼女はアメリカの同じく諜報機関からあるメールを受ける。
それは、イラク攻撃の正当な根拠となる国連決議をえるために、小国の代表団を盗聴せよというものだった。
しかも場合によっては脅してでも票を獲得せよとも読める内容に、キャサリンは激しく動揺する。
「政府は国民を騙してでも戦争をしたがっている」――。
深い憤りを感じた彼女は、密かにメールを持ち出し、それをマスコミへと流出させるのだった。
だが、それが記事となって世に出ると、キャサリンの想像を超えるような政府による圧力が重くのしかかることに。
連日の厳しい聞き込み調査に同僚の解雇をもちらつかせる嫌がらせ……。
我慢できなくなった彼女は思わず自分が犯人だと名乗り出るのだったが、国家権力の横暴は予想を遥かに超えるものだった。
イラク戦争の裏に隠された不当な国家機密を巡り、人生を翻弄される平凡な女性の運命を描いたポリティカル・サスペンス。

人気女優キーラ・ナイトレイがそんな国家権力と戦う女性を熱演しているということで今回鑑賞してみました。
監督は、大国の思惑によって振り回される第三世界の真実を常に弱者の視点から見つめるギャビン・フッド。
この監督の前作でも見せた、綿密な取材に基づくであろうリアルな演出は今回も健在。
こういう権謀術数渦巻く政治劇って、普通は政権中枢の政治家たちを大きくクローズアップするもの。
でも、本作では政府機関で働いているもののあくまで何処にでもいる平凡な女性であるこの主人公の目線からのみ描いている。
おかげで、ちょっとした正義感から起こした行動のはずなのに、それが原因で人生を破滅させかねない事態に陥る恐怖がひしひしと感じられました。
己が利益のためには、無力な一市民など簡単に踏み潰してしまう国家権力の横暴に改めて空恐ろしさを覚えます。
また、リークされた情報をすっぱ抜いた新聞社内のドラマも良く描けている。
特にメールを勝手に校正して窮地に陥ってしまう女性事務員のエピソードは何とも切ないですね。

そして、最後の裁判の結果。
こんな不毛な戦争で命を落とした多くのイラク国民やアメリカ兵たちのことを思うと、決して手放しでは喜べない。
国家権力がいかに自らの都合のいいように情報を操作しているかがよく分かる、良質の政治サスペンスでした。
実話に基づいた話で英政府の通信傍受機関で翻訳分析官をしていたキャサリンが偶然目にした米英によるイラク開戦工作に繋がるメール。これを見過ごせずマスコミにリークし、解雇、逮捕、起訴になり、英政府を相手に闘う話。とても勇気のある行動と苦悩をキーラ・ナイトレイが上手に演じている。キーラは一見弱そうだが芯の強い女性を演じるのが本当に上手い。今作も良かったです。若いからこそ出来た事かも知れないが、1人の勇気ある行動が世界を動かした事は事実であり世界中の人々が知るべきだと思う。


ネタバレ(個人的感想です。どうしても引っ掛かるので)↓


正義感の強いキャサリンが政府を敵に回してもイラク戦争を止めたかった。本当に素晴らしい事なのだが、ここまで大事になると理解していたのか?は、疑問。だが1人の行動が回りを変えて行ったのは紛れもない事実。素晴らしい事と思う。
が、あまりにも危険過ぎる行動で観ていて素直にこれで良かったと私は、思えなかった。リークの手助けを友人のジャスミンにお願いするけど、国家反逆罪の罪を負わせる事になるのに、そこまで考えてないのはどうなんだろう?とか、自分がスッキリしたいだけって言ってたりする。夫以外にも家族だって皆巻き添えになるし、自分だって殺されていてもおかしくない…。どうも突発的に見えてしまう。勇気は称えるし、結果オーライなんだろうけど、何かその辺が呑み込めない作品だった。等身大に描いてて凄いって事なのかぁ。
今この時勢だからか?考えさせられる映画です。実話ベースの物語、今も同じことが起きているにでは?
chiho

chihoの感想・評価

3.9
なかなかタイムリーなものを選ぶよね私、と思った。自画自賛じゃないけど。
女の人の(たまに男の人でもいるけど)こういう情動からくる衝動って、昔はどうなの?と思っていたけど、なんか、起こることってどんなやり方でも起こるべくして起きてるんじゃないかと最近思うようになってきた。

でもさ、こうやって今のウクライナへの侵攻だって、裏でされた計画通りになってるんだよって話だしさ、いつも犠牲になる方からしたら、火星にでも行って好きにやってくれよと思う。
でも、こうなるって本当にわかっててキャサリン・ガンがリークしたならすごいなと思う。
でも、抑えられないくらいの衝動があってやったことだったのだから、やっぱり根っこでわかってたんだろうね。無意識にね。
真面目だし、正義感も強いしね。
それに、もし起こらなくてもいいことなら、どんなに頑張っても発表もされず立ち消えていたと思う。
だからね、やっぱそういうことだったんだよきっと。

派手さはないけど、キーラ・ナイトレイがこういう役の演技とてもうまくて良かった。
のんchan

のんchanの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい社会派の実話‼️
このジャケのキーラ・ナイトレイのキリッとした表状、彼女のハマり役でした💫
脇にいるのはマット・スミス 、レイフ・ファインズですよ⭐️

その他、リス・エヴァンス、マシュー・グード等の役者陣が、確実な演技でスピード感と緊迫感を表現しているので、あっという間に終わってビックリ😲
それほどに集中して感動させられるノンフィクション🌟


2003年、イギリスの諜報機関(GCHQ)で働くキャサリン・ガン(キーラ)は、アメリカの諜報機関から驚きのメールを受信する。
それは『イラクを攻撃するための違法な工作活動を要請する』内容で、個人的に強い憤りを感じた彼女はマスコミへのリークを決意する❗️2週間後、メジャー新聞に載り大騒ぎになっていく...自分のやったことの重さを痛感したキャサリンは...

捉えられて警視庁捜査官に尋問される。
「君の仕事内容は?」と聞かれ
「諜報内容を翻訳し必要な情報を外務省や国防省に報告します」
「つまり政府に仕えてる」
すかさず
「違います。政府は変わる。私は国民に仕えてる。政府が国民を守れるよう私は情報を集めてます。政府が国民に嘘をつく為じゃ無い」
「こう言っちゃなんだが、君はスパイだ!」
それでも正義感から
「国連の投票を操作し世界を欺き、人々を戦争に向かわせるための情報収集には反対です」
捜査官に言われてしまう。
「採用時、公務秘密法の遵守に同意した。この先、一生だ。GCHQ以外は弁護士であろうと話せば法律違反になる」と...
GCHQを解雇されたうえに、告訴されてしまう。

何でここまで強い意志でキャサリンが行動したのかには、夫であるヤーサー(『オマールの壁』で高い評価を受けたアダム・バクリ)がトルコのクルド人🇹🇷であり、人種問題等を抱えて複雑な心境だったのだ。

その事件の1年ほど前、自宅のTVを夫婦で視ていた時、イギリスのトニー・ブレア首相が番組出演をして『イラクのサダム・フセイン大統領の脅威を饒舌に訴えている』
キャサリンは自国のトップの言葉を即座に『嘘よ‼️』とバッサリ切り捨てている。

その1年後に起きた仕事中の大事なメールに、ただ契約を交わしてGCHQで仕事をしている一般人の女性職員だが、目を瞑って素通りさせる事が出来なかった‼️


なぜ起訴されたのに直ぐ解放されたのか‼️
そこまでの弁護士(レイフ・ファインズ)らとのやり取りなどが凄く面白いんです🥺👏

ラストに優しくおとなしそうな女性が凛としてカメラの前で質問される。「同じ事が今後起きたら、貴女はまた同じ事をしますか?」「はい、します❗️」素晴らしい👏👏👏

キーラはとってもドンピシャな配役でした。見応え十分。お勧め🌟



※実は私も昨日、ちょっとプライベートで自分の意思を貫いた事(あまりにもチッポケな話で比べるのは申し訳ないけど💦)があったので、正義感の強いキャサリンに思い入れを強めて観ちゃった☹️

あなたにおすすめの記事