オフィシャル・シークレットに投稿された感想・評価 - 4ページ目

「オフィシャル・シークレット」に投稿された感想・評価

デニロ

デニロの感想・評価

3.0
イギリスの政府通信本部という情報機関の職員が国家機密漏洩を行ったとして逮捕、解雇される。外国の情報収集、暗号解読などをよく分らぬ手口で行い国の利益に利する機関、スパイ機関のひとつのようだ。一日中、世界中の情報を拾って解読しているらしい。国地域のセクション別に。

ああ、カルロス・ゴーンが盗人猛々しく怒った理由が何となくわかる場面もある。逮捕されても長時間拘束されるわけでもなく、自宅に戻ることが出来るらしい。監視を付けられるわ、法の下に家族を追い詰めたり嫌がらせをされるけれど。国家機密を曝したんだからそれなりの報復は覚悟しなければならない。そして、国は起訴するまで1年間の放置プレイ。不自由は我慢我慢。実に権力に逆らっちゃいけないと思わせる。

そこから先がまた権力者らしく落ち着いたのもです。慌てず騒がず何もなかったかの如くに振る舞えるのです。それはわが国でも同じ。権力者が無いといえば、それは無いことの様にしもべが取り計らってくれます。ご主人様に恥をかかせてはいけない。わたしたちはあのお方に仕えているんだから。蕎麦でも饂飩でも知らぬものは知らぬのです。シュレッターでもなんでもかけてしまえばいいのです。そして、番頭さんに、何ら問題はない、と言わせればそれで仕舞いです。そして櫻の樹の下には死体が埋まります。

自助、共助、公助。行政改革、国会議員削減、地方議会議員削減、減税というこれからの政策の事だと思ったけれど、どうやら権力者サロンの助け合い精神のようだ。仲間内でうまくやろうよ。
netwalker

netwalkerの感想・評価

4.0
今このタイミングで観てる感慨深さったりゃ。映画のイラク戦争でアメリカの捏造戦争なのに工作を疑われるロシア、それが今ロシアが工作しつつ戦争しちゃってアメリカが批判してる。
遠い目しか出来ない。

「脅しと嘘に基づいた戦争なんて」

このアメリカの嘘戦争から3月20日で19年。
一時的な感情に任せたアクションが結果的に勇敢な行動となった物語としか映らなかった。正義の行使はタイミングと手段がすべて...
marukon

marukonの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

キーラ・ナイトレイほか、見たことあるなぁという俳優がいっぱい。
途中内容よりも、何に出ていた人だっけ…と気になってしまった。
実話ということだが、知らずにいた。
個人的には、裁判の展開が急に拍子抜けに感じたが、それこそまあ仕方ないことだと思い直した。
KS

KSの感想・評価

3.7
イラク戦争突入の経緯をイギリス側から描いたもの。この戦争はアメリカのでっち上げと言われる事も多いが、同盟国にもその影響が及んでいたという事実。
アメリカの画策というより、それに翻弄された主人公の話で、心の正義を貫く勇気とその代償が描かれている。
戦争による悲劇を想う気持ちがあれば、狭い視野での行動にはでないと思うが国家間ではそうはいかないのか。
Koma

Komaの感想・評価

4.8
実話ベースに少々敬遠気味な私ですが、イギリス作品である事、キーラ・ナイトレイ、レイフ・ファインズ、リス・エヴァンス等の大好きなイギリスアクター出演している事、ギャヴィン・フッド監督の前作「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」が良作だったことで、今回の観賞に至りました🎞

私にとって大好物な作品でございました❗️国家機密もの・リークもの・諜報ものが私の肌に合うようです。
アクションのような盛り上がりはなく、淡々と静かに進行しますが、内容に引き込まれ一気見しました。

毎日のテレビで、ロシアによるウクライナ侵攻のニュースが流れていますが、世界各国の舞台裏で、現在もいろいろな事が起こっているんだなと改めて考えさせられる内容でした。

社会派向け作品がお好きな方であれば、是非ともご観賞ください😉

2022 21作目
てつ

てつの感想・評価

3.5
なんと言う実話。

キーラナイトレイ主演の実話ドラマ。

英国情報機関GCHQに勤めるキャサリンテレサガン(キーラナイトレイ)は、ある日、イラクに対する英国とアメリカの情報を知り、戦争回避するためにある組織の人間に情報をリークした……

その後、キャサリンは逮捕されるねんけど、付いた弁護士役のレイフファインズが渋くて、人間性豊かな人柄でカッコいいんです!
最終的にキャサリンは裁判にかけられるねんけど……おっとここからはネタバレだ!⚠️

どこの国もそうやと思うけど、不利になったら政府は逃げるよね。
この映画はイラク戦争、サダムフセインが大量破壊兵器を持ってると思われるという理由だけで、戦争を始めたイギリスとアメリカなどを非難する内容となってます。
そして、キャサリンガン事件として今でも残っています。

実話ベースは苦手ジャンルですが、めちゃめちゃ面白かったです(^ω^)
 シンドラー的な話。国家の不義を場合によっては違法な手段であっても止めなければいけないのか。
 正義は法を超える。お題目としてはかっこいいが、正当性を訴えるのもなかなか難しい。仕えているのは国民であって、時の政府ではないという啖呵も決まっているようでいて、その時の政府はしかし、国民が選んでいるのだと。今回のケースでは、決議自体の信は国民に問うてるわけではないのだという間接民主主義の問題でもあるし、EU離脱の様な国民投票だとしたらどうか。大衆は過たないのか。って考えると、どんなに大きな正しいとされているコンスティテューションをしても、最後は自身の信念を貫くしかないのだという話な気もする。

 法≒社会の良心の話にするのだとすれば、無罪になってよかったという話だと思うし、個人の良心の話に、スケールを一段上げるなら、有罪だったとして、それでも正しかったという話になったのだろうな。

 余談だが、イギリスの法廷のあのカツラ、面白いよね。別の映画でも見たことあって、その時も思ったのだけど、なんだったかな。『否定と肯定』だったかな。
GreenT

GreenTの感想・評価

3.0
背景は2003年、ブッシュ(子)がサダム・フセインが大量破壊兵器を持ってると言ってイラク侵攻しようと言い始めた頃。イギリスの政府通信本部で中国語の翻訳を担当していたキャサリン(キーラ・ナイトレイ)は、イギリスの諜報機関がしていたスパイ活動の証拠を見てしまう。

ここがざっくりしか分からなかったのですが、要するに、イラク侵攻は国際法には違法、だって大量破壊兵器があるって証拠が全くない。なので、国連の安保理の決議では、イラクに対する軍事制裁に賛成票が集まらない。なので、カメルーン、チリ、ブルガリア、ギニアなどの非常任理事国の大使たちの電話やなんかをスパイし、各国の動向を調べると共に個人的な脅しなども含めて、イラク軍事制裁に賛成票を入れさせようとしてたって話らしい。

キャサリンは、こんなウソで固められた戦争に自国イギリスが加担させられるのもイヤだし、イラクの罪もない一般市民が死ぬのは忍びないと、この情報をリークすることに決めるのだが、もちろんその代償を色々支払わされる。

映画的には王道過ぎるつまらない作りなのですが、すっぱ抜きするオブザーバー誌の記者たちの会話が、なんともブリティッシュな「クスっ」と笑っちゃうような感じが良くって、キャサリンの話よりこの記者たちをもっと観たいと思ったくらいでした。

キーラ・ナイトレイは、可もなく不可もなくだったけど、一般女性の役でも変じゃないなとは思った。でもこの人って、すっごいガリガリで小柄なのかと思ったら、すげー背が高いのね。

映画的にはこのくらいしか感想ないけど、この話には個人的に思い入れがあるから「やっぱり!」って思った。『シン・ゴジラ』でも「かの国は、無理難題を吹っ掛けてくるからなあ」っていう、あのたそがれた窓際首相の言葉があったけど、こんな素人が見ても嘘っぱちとわかる戦争を、国単位で強要するとはアメリカ、恥を知れ!

特にブッシュ(子)はキライ!この人もう引退して、今は絵を描いて悠々自適に老後を送っていて、性格丸くなった「いいお爺ちゃん」としてメディアで扱われて、トランプ批判して「いい人」を気取っているが、みなさん、この人がこのウソで固めた戦争をして、イラクに攻め込んだことを忘れないで欲しい!!

この人戦犯だよ、完全に。それが糾弾されなかったのにも驚くけど、今になっていい人ヅラして出て来て・・・

まあこの人はこのくらい図々しいからこうして罪悪感もなく生きていけるんだろうからしょうがないけど、世間がこれを受け入れるなんて!!「キャンセルカルチャー」でいろんな人が葬り去られているのに、この人がしたことを忘れて、平気で受け入れるなんて世の中間違ってる。

キャサリンは、結局訴えられないで開放される。訴えると、イギリスが違法な戦争に加担した証拠が出てきちゃうから。

この人がその後どうしたのか気になってウィキってみたけど、無罪放免にはなったがイギリスでは仕事が見つからず、旦那の故郷であるトルコで暮らしているんだって。余計ブッシュが憎くなる・・・。
諜報、所謂スパイって、なんとなく日本文化で育ってると現実離れしすぎていて、映画の世界でしか触れられないんだけど、ノンフィクション。
知らない方が幸せなこともあるし、知らなければいけないこともあって、そして情報過多な時代だからこそ知ることの取捨選択も間違ってはいけない。
この作品がノンフィクションで、こういうことがあったと言うことは知らなければいけない捨ててはいけない情報。

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