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ストレンジ・シスターズのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

ストレンジ・シスターズ(2019年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

母親同士が姉妹のヒロイン二人は本当の姉妹のように育つ。しかし、妹の母はかつて古の怪物ガスーに変化してしまい、その血を引く妹も怪物化する可能性があった。姉は最悪の事態に備え叔父から呪術士の手ほどきを受けていた。やがて高校生になった妹の力を狙いガスーの一団が動き始めて...という話。タイ映画。「マッハ」で知られるプラッチャヤー・ピンゲーオ監督のアクションホラー。

日本のライトノベルの様な設定と呪術表現は面白そうな気もしたが、ホラーとしてはあまり怖くもなくCGの精度も低い。そして、この監督に求められていたであろう肉弾戦のシーンがほぼ無いため消化不良に終わる作品。
主演二人は可愛らしく、高校生の主人公たちが数奇な運命に翻弄されつつも普通の夢や家族としての幸せを求めるという大枠の流れは楽しめるものの、期待していた伝奇アクション的な部分がダメダメなのはマイナスポイント。生首バトルはそこそこ笑えた。プロローグとエピローグがすごい駆け足でざっくりとした説明だけで済ませるのは何かのダイジェストを見ているようだった。
妹役の人はタイのAKBグループ所属らしいが、マナカナの子役時代に似ている印象。

ガスーは東南アジアの伝説の妖怪らしいが、生首に内蔵をぶらさげている造形は不気味だけど、弱点丸出しだなあと思ったり。
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