順慶

もちの順慶のレビュー・感想・評価

もち(2019年製作の映画)
3.5
とっても素朴な映画だった。
「わたしは光をにぎっている」みたいだった。

たまにセリフも聞こえづらいシーンもあったりしたけど、日常のなんでもない話なんで気にしない。ドキュメンタリーのようで、でもちゃんとストーリーがあって、最後には主人公ユナの気持ちが盛り上がる。

岩手県一関市だけが舞台。演じているのもみんな一関市の人たちらしい。

おばあちゃんが亡くなって、通っている中学校も卒業と同時になくなる。仲のいい友だちなもうすぐ引越し。そして彼も、、、。

田舎でも変わっていくものはいっぱいあるけれど、伝統は残していこう。
神楽の踊り、花火大会、そしておもち。
餅つき機もあるけれど、やっぱり杵と臼でつくおもちはおいしい。私の奈良の田舎で育っているので、餅つきやってたよ。

最後に残されたユナの大きな仕事。これがかわいい。
それから軽やかに走ってるユナのセリフ「よし!」が力強く感じた。
あと、あのおじいちゃんのセリフは、すべて説得力がある(ように聞こえる)。
順慶

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