Bitdemonz

ワウンズ: 呪われたメッセージのBitdemonzのレビュー・感想・評価

2.0
様々な要素や伏線を匂わす展開全てが回収されないまま、大量の蟲に埋め尽くされるブッ跳んだ飛距離の投げっ放し感で迎える壮絶な結末に、人知を超えた驚異に対して如何に我々は無力であるかを、人生の貴重な時間を消費して教えられる反面教師的な作品…かもしれない。

サウンドノベルなら他のエンディングに辿り着けそうな謎が満載で、幾つかの選択肢を主人公が確実に間違えてる展開には、なるべくしてなった不条理な結末とも言える…かもしれない。

が、最初の選択肢を誤ったのは他でもないこの作品を選んで観てしまった自分自身…かもしれない。

音響やカットでジワジワと不安を煽る演出はイイ。ただ、やはり不条理で理解を超えるモノを描くのにはバランスが大事だということを理解した。
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