ロアー

フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めてのロアーのレビュー・感想・評価

3.6
伝統的な舟歌を歌うコーンウォールの漁師バンド「フィッシャーマンズ・フレンド」が、メジャーデビューを目指すという実話を元にした物語。
イギリスでロングランヒット、続編もすでに決定してるとか。

バンドのことは全く知らなかったけど、音楽が題材ということもあって自分好みな気配を感じて「屋根裏の殺人鬼」と2本立て鑑賞。

マネージャーのダニーの友人たちが本当にクズでちょっとイライラしましたが、漁師のおじちゃんたちの、人の言うこときかないでちゃかす感じとかみんな家族みたいな感じがほほえましくて相殺でした(というかおじちゃんたちのかわいさ勝ち)
すらすらと土地の歴史を語るところに地元愛や誇りを感じるのも良かった。

ピーコート&サングラス姿でいざロンドンに行くぞ!ってところのおじちゃんたちも最高にかっこよかった。でもよく見ると車の窓から一生懸命手を振ってるのかわいいし、ロンドン観光ではしゃいでるのもかわいい(エンドロールに出てきた実際の写真でも、アビーロードごっこしててかわいい)

パブで歌うところは一緒に混ざって歌いたくなってうずうず。この曲が1番好きだった~絶対盛り上がる!ちゃんとした会場より、ああいうパブだとか浜辺で歌う方が最高に生き生きして見えたので、本当に土地や人が結びついたバンドなんだなぁ~っていう、彼らならではの魅力が伝わってきました。

歌は本物のバンドが歌ってるんだと思うんですけど(その辺がよくわからない)、1番若手のローワンがホント上手だったし、ジムパパの歌も渋くて素敵。

おじちゃんたちが普段歌ってるのは漁師の歌だけど、生中継でロック魂なことやらかしててそこも最高でした。これは絶対話題になるでしょ!(笑)
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