90歳を迎える昨年のクリント・イーストウッド監督の実話を基にした作品。
その映画に関しての彼の情熱には頭の下がる思いで作品を鑑賞させてもらっています。振り帰ってみると彼の作品を多く鑑賞している事に改めて気づかされます。
私は彼の作品の根底に流れる雰囲気が大好きです。同意されるレビュアーさんも多いようですがこの監督さんの作品には外れ無しとの印象です。
五輪が開催されたアトランタで発生した爆弾テロに気づいた警備員が主人公。爆弾に気づいた警備員が避難を呼びかけ被害者の数を最小限に抑えることが出来た。
彼は人々の命を救った“ヒーロー”として喝采を受け社会の人気者になる。
だが、捜査に行き詰ったＦＢＩ捜査官が過去の爆弾犯と性格が類似しているとして彼を容疑者として特定してしまう。その事を女性ジャーナリストが特ダネ欲しさにすっぱ抜いてしまい・・・・
本当に恐ろしい話である。些細な事で犯人扱いを受けてしまい冤罪が生まれてしまう。ＳＮＳがその時代より大きな存在になってしまっている現在社会ではその可能性が色濃くなっているこてゃ事実だと思います。
イーストウッド監督の作品には社会に対する警告として製作される物が多く何時までも素晴らしい作品を発表される事を期待しています。
