のんびり

リチャード・ジュエルののんびりのレビュー・感想・評価

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
4.0
オリンピック開催中、爆弾を見つけ人々を救ったヒーロー
容疑者として疑われる実話
何とも示唆に富む映画だった

何事も信じ過ぎる人間が多過ぎる
疑ってかからない、与えられた情報を心から信じる
思い込みが膨らみ過ぎるとそれ以外を考えられなくなる
これを信じて主人公を糾弾してた人も事実を知った後は
罪悪感を覚えないまま何事もなく日常に戻っていくでしょう

昨今はSNSでフェイクなんていくらでも流れている
FBIが悪いマスコミが悪い、それも勿論なのですが
情報をすぐ鵜呑みにして
主人公を追い詰める側も一度考え直さないといけない
正義の行いを悪と決めつけられたら
正義の行いなんて誰もやらなくなる

💣💣💣💣💣💣💣💣💣💣💣

ちなみに今作の悪役ジャーナリスト(2001年お亡くなり)
監督の想像からこんな人物だっただろうって感じで描かれてる
実在の人物を想像だけで貶める行為に対して
そんな人ではなかったと名誉棄損の声も上がっているとか
この映画自体がFBIやマスコミ側に…
実話映画だからと言って全てが真実とは限らない
ジャーナリストの悪逆非道を全て信じ込んでしまった方々も
また情報に左右されやすい、信じ過ぎる人間なんですよね
あ~怖い怖い
のんびり

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