ポコぞう

リチャード・ジュエルのポコぞうのレビュー・感想・評価

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
3.5
イーストウッドの作品らしい、派手なシーンは少ないものの、人間描写に長けていて、淡々とストーリーが進むものの、決して飽きのこない、観客を惹きつける作品だった。

実話を元にした内容になり、多くの命を救ったヒーローがFBIから捜査対象とされた事で一転して、テロの容疑者になり、マスコミの餌食になって家族と共に日常生活を壊される。

無実のリチャードを救うべく立ち上がる、弁護士が、冷たく、生真面目な性格ではなく、人間味に溢れた人物で、演じるサム・ロックウェルの演技が素晴らしかった。

厨二病的な所もあるリチャードが、徐々に成長していくところと、冒頭で弁護士のワトソンが法律事務所の清掃員だったリチャードを見た目や職業で判断せず、人として接して人間関係を築くところが印象深い。
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