のこ

リチャード・ジュエルののこのレビュー・感想・評価

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
4.1
アトランタオリンピックで起こった爆破テロを題材にした実録ドラマ。

事実と異なることやドラマティックに様相を変えることはできないが 
重厚感ある仕上げりになって流石クリント・イーストウッド!
手堅くまとめたなあ~と!😊

欲を言えば わあわあ言った女性記者のキャシー・スクラッグス(オリヴィア・ワイルド)に
もっとぎゃふんとしっぺ返しをするかと~公のところで謝らせるのかと期待してたけど~
母親の会見上に現れて 一緒に涙していただけで~
ちょっと悔しかったですね!
証拠もないのに! 他社に先起こされないように
スクープして自分の利益だけを考えたとんでもない記者!

そしてFBIの第一発見者が容疑者だという決めつけで
リチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)を
取り調べ 無理やりサインさせようとしたり、

アメリカの捜査ってこうなの~?ってちょっと反感を!
リチャード・ジュエルのまっすぐな心が踏みにじられて⚡

公園内で見つけた怪しいリュック! 
建物内にいる人を非難させたり 爆弾処理班を呼んだりと彼がいたから助かった人達が多いのに~

容疑者とされた爆弾の第一発見者リチャードは
頼りになる唯一の弁護人に連絡をして何とか疑惑を晴らして行きたいが~
FBIも推論ばかりで テロ容疑者を決めつけていく!
新聞社もスクープを取りたくて犯人に仕立て上げてしまう~恐ろしいアメリカ社会の映画!

だれでも疑問を抱く展開に、イーストウッドは世界の人々に問いかけたかったのでしょうね!
コンサートに来ていた人たちを助けたヒーローが
翌朝にはテロの容疑者にされてしまう!
この不条理を!

数年後にその犯人が捕まり自白したそうですが~
FBIがリチャード・ジュエルと同じような決めつけが逮捕だったら~正直疑いを持ってしまいますね!⚡⚡

彼を支えた弁護士ワトソン・ブライアント役のサム・ロックウェルは人間味あって好演!
正直なリチャードがそんなことをするとは信じられない
彼の人間性を見抜いていた~
そして彼の母親も息子を心から愛して信頼していた。
彼の周りの愛があったから リチャードの心はズタズタになりながらも救われましたね!

今年90歳を迎えるクリント・イーストウッド監督
がんばりました😊ラスト展開はあっけなかったけどw

あらすじ
1996年、アトランタで開催されたオリンピックで爆破テロ事件が発生する
警備員のリチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)が爆弾の入ったバッグを発見したことで多くの人々の命が救われた。
だがFBIは爆弾の第一発見者だということを理由に彼を容疑者として逮捕。
リチャードを担当する弁護士のワトソン・ブライアント(サム・ロックウェル)が捜査に異議を唱える中、女性記者のキャシー・スクラッグス(オリヴィア・ワイルド)の記事をきっかけに容疑の報道は熱を帯びていく。
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