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リチャード・ジュエルのTOTのレビュー・感想・評価

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
3.0
女性が最高で、女性が疑問の映画。
イーストウッド御大の演出うなり、キャシー・ベイツが快演する。
息子が英雄になった歓喜と、一転して容疑者となった日々の狼狽、あの会見の震えと詰まり。
あんなに演じきれる人はなかなかいないだろう。
反面、問題視されてるオリヴィア・ワイルド演じる記者のキャラクター設定は、事前に批判を知っていてもやっぱり疑問。
その設定にしなくても映画になるし、そうしなきゃ映画にできないなら、映画そのものが疑問。
事実に基づいた映画に事実でないエピソードを事実のように入れて、反論できない故人を蔑めるのは受け入れがたいこと。
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