しっかりと感情移入しちゃいました。
「アイ・トーニャ」と「ブラック・クランズマン」のどちらでも、めちゃくちゃやべー奴を怪演していた、ポール・ウォルター・ハウザー。
タイトル・ロールを演じた本作との演技の幅を見せつけられたら、ファンになってしまう。
色んな役を演じる彼を今後、もっとたくさん観てみたいです。
いつかオスカーを受賞しても驚きません。
しかし、FBIとメディアには失望を通り越しての恐怖を感じた。
冤罪は人生を破壊する。
しかも無実どころか英雄なのに。
真犯人が捕まってからの、男前ジョン・ハムと、美しきオリヴィア・ワイルドのリアクションも描いて欲しかったというのは欲張り?
「怒り」に関してのやり取りでは不謹慎にも笑ってしまったけれど、サム・ロックウェルやキャシー・ベイツとの絆には、いちいち感動。
やっぱりクリント・イーストウッドは手堅いなあ。
嫌いなはずのスニッカーズを食べたくなりました。
(ただ、あの公衆電話からの犯行予告のカットが、もしも無かったとしたら、私は彼を信じただろうか、あちら側に転がってしまわなかっただろうかと、自問)