銀幕短評(#584)
「多日想果」
2019年、日本。19分。
総合評価 73点。
トゥオリ シャングォ
=どうなるかを考えつづける。
といったところでしょうか。
ああなったら、それは好きになりますよね。
台湾に中国語留学しているタカシは、台湾人の友だちに けしかけられているうちに、ラーメン屋台の女の子に恋をする。19分の短編映画ですが、起承転結を小気味よく さわやかに踏んで、ラストまで走り抜けます。ていねいで きれいな仕上がりですね。
ここで 明らかなことは、タカシよりも わたしのほうが中国語の発音がうまいということですね。もうひとつは、タカシの語彙(ごい)や会話力がすばらしくて、わたしには その内容が チンプンカンプンだということですね(もちろん字幕が助けてくれますが)。
わたしはアメリカに住んでいたときにも アメリカ人によくいわれましたよ、“Youは 英語の発音がうまいね”、と。つまり語彙と中身がともなっていないといいたいのですね。まあ 何もほめられないよりはいいか。
台湾は仕事と遊びとで 3回行きました。新幹線にも乗りました。いい国ですね。国? TPP加盟の問題は どうなったのでしたっけ?