映像作品としての完成度はさることながら、岩下志麻の演技力に驚く。当時これが日本アカデミー賞受賞していたことを考えると、今と当時では評価される作品が明らかに違うなと思う。
瞽女を題材にした映画としては自分は物足りなく感じたんだけど、宮川一夫の映像が全ショット美しくて傑作だった。
興味深かったのは、瞽女は差別される存在でもあったと思うんだけど、それと同時に畏敬の念を抱かれる存在でもあったってこと。そこがボサマとは違うと思う。小林ハルも中村久子も仏様を信じていたであろうことを思い出した。
衣装が素晴らしくかわいくて真似したくなった!