はなれ瞽女おりんに投稿された感想・評価 - 4ページ目

『はなれ瞽女おりん』に投稿された感想・評価

d3

d3の感想・評価

4.0

盲目であるがゆえに親から捨てられ、瞽女の親方ヘ預けられた少女りん。成長し、三味線語りの芸を身につける。

瞽女仲間は盲目の女たちの互助的な組織の意味合いもあり、男とつながることは禁忌とされる。神と結…

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やすい

やすいの感想・評価

4.0
宮川一夫の画面があまりに強烈。
あとは、常に目を瞑ってることによって顔が異様に浮き上がってきて捉えられるように見えて、これは発見かもしれない。もしかしたら岩下志麻に限っての話かもしれないけど

若かりし岩下志麻が瞽女を熱演している。

幼少期から地獄のような生活を過ごしてきたおりんが自らの半生を語るシーン、まるで買い物に行ってきた話のように淡々と、時には笑みすら浮かべながら悲惨な境遇を話す…

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ずっと、この人ビスケットブラザーズ原田に似てるな〜と思ってみてたら原田芳雄…?親戚……?まさかね

戦時下という時代性も盛り込んだ大メロドラマだった

樹木希林もでてる
スチルとしては非常に美しい。だからサムネとかポスターとかめちゃめちゃ面白そうに見える。でもこれは映画なんだ。
d

dの感想・評価

5.0

「松林、松林言われても、どこが松林で、どこが浜なのか、おらには境目が分かりません。世の中、どげんな境目があるのか。」
社会から排除されその秩序の外に漂白する人びと。だからこそ、その秩序を超越しさえす…

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Omizu

Omizuの感想・評価

4.0

【1977年キネマ旬報日本映画ベストテン 第3位】
水上勉の小説を原作とした時代もの。U-NEXTで篠田正浩作品が明日までということで鑑賞。『心中天網島』と同じく岩下志麻が主演。

岩下志麻演じるお…

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ラストシーンそんな…そん…そんな……この気持ちをどうすれば…どう…と持て余しきっています。この世は地獄マジじゃん……

この映画の設定(シベリア出兵だから1910年代くらいか)の数十年後、おりんの生まれた土地には無数の原子力発電所が建つ。冒頭の冬の日本海に象徴されるような、そうした日本における「不毛の地」の物語。あの…

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Nakao

Nakaoの感想・評価

4.5

盲目の女旅芸人の事を”瞽女”という。

中でも屋敷から追放され孤独な”はなれ瞽女”となったおりんの愛情と悲劇の物語。厳しくも美しい日本海の冬景色、瞽女唄、劇中曲、主演の岩下志麻..全てが素晴らしい。…

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