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Family Romance, LLC(英題)のROYのレビュー・感想・評価

Family Romance, LLC(英題)(2019年製作の映画)
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家族レンタル

MUBIにて24時間限定無料公開されるとのことで早速観賞

■STORY
理想の父親を演じることに徹する石井裕一。そんな石井裕一のことを小さいときに行方不明になった本当の父親が戻ってきたと信じる12歳の少女まひる。会う回数を増やしていくたびに二人の絆は徐々に強くなっていくことに。そんな絆の重さに耐えられなくなっていく石井はある日、依頼主である少女の母親に「とある」提案をしようと思いがけない行動を取っていく。東京の明治神宮前でレンタル父親を行うことになった石井は少女を待つところから物語はスタート。謝罪代行、リア充アピール代行など様々な依頼主と出会い、器用に代行を演じていく石井。後半に切り替わると、舞台は青森へと切り替わる。波しぶきがまう海沿いの絶壁で娘の母親を見つめる石井。一体、母親はが崖っぷちで何をしようとしているのか?終盤になるにつれて、物語は闇に包まれていく。

■NOTES
冒頭5分はヴェルナー・ヘルツォークからのメッセージがついている。ラスト15分はヘルツォークとのQ&A映像が流れる。

なんだかクセになる世界観

『アギーレ』のような冒険気分

「冒頭のヘルツォークのイントロダクションは英語ですが、本編は日本語です。ヘルツォークはコレを作る資金のために『マンダロリアン』に出演したとか……。」(シネフィルDVDさんのツイートより)

「人間の代役をレンタルする『Family Romance, LLC』では、恋愛をビジネスにしている。 創業者の石井裕一は、クライアントの夢を叶えるお手伝いをしている。 しかし、12歳のまひろの母親が行方不明の父親になりすまして石井を雇ったことで、演技と現実の境界線が曖昧になってしまう。MUBIは世界を股にかけて活躍する不屈の芸術家、ヴェルナー・ヘルツォークとのシュールな新しい冒険をお届けすることとなった。 日本でゲリラ的に撮影されたヘルツォークのユニークなドラマ化作品は、家族や社交辞令嬢を借りるという実在の現象をドラマ化し、人間関係の不思議な本質を探る」(MUBI)
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