おしゃれ!
さすが、ガイ・リッチー監督と思ってしまうほど、スタートからしておしゃれすぎる。
やっていること自体は犯罪だし、人も死んでいるので、参考にはもちろんできませんが、インテリアやファッションなど全てにおいて素敵だったので見応え十分でした。
もちろん音楽もカッコイイ。
彼の作品は本当に「スタイリッシュ」という言葉が似合います。
さて、物語はロンドンのマリファナ王“ミッキー”が引退するので事業を売りたいということが発端で、色々あって(本当に色々ある。笑)、たくさんの登場人物が出てきて(これがまたみんな悪いけどいい男です)、もうてんやわんやです。
最初は登場人物の多さと、情報量が多すぎてわけがわからん状態でしたが、途中から妙にハマって最後には爽快!
一瞬「難しいかも」と思っても、スタイリッシュな映像を客観的に楽しんでください。
最終的にはなるほど、ここがこうだったのかと楽しめます。
私はもう一度見たいです。
話をややこしくしていて、なおかつ魅力的にしているのはヒュー・グラント演じるゲスい私立探偵フレッシャーの存在。
ロマンチックコメディの王子だったヒュー・グラントがこんな胡散臭いやつになってしまったのかときっと私と同世代の女子は思うはずです。
そんな彼が「映画の企画」というていで話す内容は、たまに脚色や想像を加えていることもあり、見ている側としては「一体何が何ら」。
このこんがらがった情報がラストに向かってスッキリ見えてくるのがたまらないのです。
最初の混乱が嘘のようにスッキリして、なぜか最終的にミッキーを応援してしまっていたし。
ガイ・リッチーの世界観にどっぷりハマってしまった2時間。
私、久々に「スナッチ」も観直したくなりました。