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ジェントルメンのKUBOのレビュー・感想・評価

ジェントルメン(2019年製作の映画)
4.0
緊急事態宣言下でよくぞ実施してくださいました。久しぶりのリアル試写会は、ガイ・リッチー監督がオールスターキャストで描く『ジェントルメン』!

マシュー・マコノヒー、ヒュー・グラント、チャーリー・ハナム、コリン・ファレル、すごいメンツが暗黒街の覇権を巡って騙し騙され…

まず、かなり話の筋立てが複雑で、理解するのがちょっと難しい。

主人公のマシュー・マコノヒーは引退を控えた麻薬王。この利権を巡って、チャイニーズ・マフィアをはじめいろんな筋の人々が入り混じって話は進むんだけど、そのストーリーを語るのが、この事件の裏を調べて当事者たちから金を脅し取ろうと画策する悪徳探偵のヒュー・グラントだから話がややこしい。

このゲス探偵のフレッチャー(ヒュー・グラント)は、このギャングたちの騙し騙される抗争を映画の脚本にしていて、ヒュー・グラントがその脚本を読む形で映画も進んでいく。

ビジュアル的には、劇中で犯行をヒップホップ調のダンスチューンにして YouTube にアップしたりする奴らが出てきたりして、今風でスタイリッシュ!

時流からかチャイニーズ・マフィアが大物ぶって出てくるが、結構バカにされてやられるのは今のイギリス(アメリカ)人感情の表れか?

ボスのミッキー役のマシュー・マコノヒーはもちろんカッコいいが、私はその忠実な片腕レイ役のチャーリー・ハナムと、無敵のコーチ役のコリン・ファレルがよかったな〜。

上映後のトークショーで「ガイ・リッチー、原点回帰」って盛んに言ってたけど、私にとってガイ・リッチーって『シャーロック・ホームズ』以降のド派手な大作映画の印象しかないんで、よくわからなかったから、それ以前の作品も見てみたくなった。

ともかく、入り乱れる勢力図。騙し騙され、何度も襲うどんでん返し! ビジュアルもミュージックもキレッキレでスタイリッシュ! 

『ジェントルメン』おもしろいよ! オススメ!



*あ、あと、「ブタ」はヤバいw
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