出し抜き合うロンドンの悪人たち。ガイ・リッチー節が炸裂してて面白かったが、狙いどころ似てる「ロック、ストック&トゥ・スモーキング・バレルズ」とか「スナッチ」みたいに そことそこがそう繋がるかぁ！と膝を打つような驚きと納得感をあまり感じられず、期待していただけにちょっと残念。主人公の大麻王ミッキーが基本人を殺さず、愛妻家なのが良い。演じるマシュー・マコノヒーは間違いなくカッコ良く、衣装が見事にきまってる。その右腕役のチャーリー・ハナムもヒゲ&メガネ姿がバッチリ。あの上品な眼鏡が欲しい。ヒュー・グラントとコリン・ファレルのこれまでのイメージ覆す感じのキャラが愉快。私怨でミッキーを陥れようとするゴシップ誌の編集長にエディ・マーサンが良いアクセント。豚と何したの？彼に雇われた探偵の他、本筋の大麻がらみでユダヤ人富豪に貴族にボクサー軍団とチャイナマフィアにロシアンマフィアまで余計に絡んでちょっと関係軸が多くてストーリーがややこしい。それぞれキャラが立ってるだけに惜しい。
