テッツー

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のテッツーのレビュー・感想・評価

4.1
少し前まで鬼滅の刃はアニメを見たことも原作を読んだ事もなかったのですが、映画がかなりヒットしていると知り、アマゾンプライムで2週間ほどでアニメ全話を見て、とても面白かったので最終話を見た次の日に劇場版も見ました。
とにかく迫力が凄い!テレビ版の最終選別やヒノカミの戦闘シーンの迫力がずっと続いてるようなスピードのアクション!上弦の鬼、強すぎる!今回の話は戦闘場面が多い事もあり、劇場版にした事が納得の凄さでした。前半、夢を操る下弦の鬼との戦いはインセプションと少し似てて、インセプションが好きな自分としては凄い面白かったです!夢のシーンで改めて炭治郎が置かれた境遇の悲惨さを感じ、さらに精神攻撃をものともしない炭治郎の精神力の異常なまでの強さと家族への信頼に感動しました。最後の煉獄さんの死闘の迫力と緊迫感はそれまでの戦いとは次元が違いました。終盤の衝撃的な結末のネタバレを見てしまっていましたが、その結末自体より炭治郎達の無力感が伝わってきてそれが悲しかったです。

この作品のメッセージは、煉獄さんのように強い者が自分より弱い者を守り、世の中の為にその力を使う事の素晴らしさだと思いますが、原作者の吾峠呼世晴さんやufotableのスタッフ、キャラクターに命を吹き込んだ声優さん達は自分達の力で今正にコロナ禍の日本の経済と映画業界を救っていて、それがとても素晴らしいと思います。

「人より強く生まれたのは弱き者を守り、力を世の為、人のために使う為」
「俺と君では価値基準が違う」
テッツー

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