光幸

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の光幸のネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

流行りものに興味が湧かない体質なのですが、流石にこのご時世で興行収入250億円突破は無視できずアニメをみてから観賞。

先にアニメの感想を話しますが自分が時代の流れについていけてないのかあまり楽しめませんでした。

ストーリーとしては家族を殺された主人公が師に出会い成長し悪(鬼)を退治する
という超王道。桃太郎的でありスター・ウォーズにも似てると思って検索したらやっぱりスター・ウォーズと重ねて考察している記事が多くありました。(下敷きはジョーゼフキャンベルの「千の顔を持つ英雄」)

不憫な子ども達が鬼にされ人を食い、結局殺されるという救われない胸糞な話しで、首を切らないと殺せないので描写もかなり残虐になり、かと思えば突然ギャグシーン入れてきてそれもかなり寒い。
グロは見慣れているので気にはならないのですが、そのタイミングでギャグ入れるか?って思うシーンがかなりありました。
特に善逸がかなり煩く、コメディリリーフ枠はあっても良いのですが、必要以上にギャーギャー騒いで何度も見るのを止めようかと思いました。(戦闘シーンは抜群に格好良かった)

アニメの感想はこのくらいにして
本作の話になりますが

良かった点としては
声優の気迫の演技は物凄く伝わりました。特に主人公。個人的に一番好きなアニメであるデジモンアドベンチャーの大人になった八神太一役もやっているので親近感も湧きました。あと富岡役は桜井さんだったんですね。
アニメでのギャグシーンが寒すぎて見ていられず映画は流石にかなりシリアスな内容なので控えめでしたが善逸の夢のシーンは少し笑いました。多分鬼滅の刃で初めて笑いました。

乗り物の中で夢の中に入り込む設定はインセプションと酷似していて敵が夢を操る鬼なのに結局巨大モンスターに走ってしまい萎えました。

煉獄さん、主人公みたいなルックスで格好良かったのですが、目がキマっててちょっと怖かった笑 
本作で出番終了が悔やまれます。

アニメを見たと言っても原作漫画は読んでおらず知識不足でてっきり鬼殺隊の柱が総動員して無惨を倒すという最終回的な位置付けかと思ったら炎しか出てこず全くの検討違いでした。この記録的な大ヒットで今後続編も連発するんでしょうが個人的にはもうお腹一杯なので追いかけることはないと思います。
光幸

光幸