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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のHKのレビュー・感想・評価

3.7
つい先日まで原作マンガもTVアニメも全くの初心者。
どのくらい初心者かというと、炭治郎は“すみじろう”? ネズ子って鼠子?ネズミの妖怪?というレベル。
子どもたちが小さい頃は一緒に流行りのアニメを見たりもしたもんですが・・・

アチコチで見かけるキューピー顔の可愛いらしすぎるキャラクターたちにも抵抗があって手を出し辛かった理由のひとつ。
それでも知人から「どろろ」や「鋼の錬金術師」にも通じるストーリーが面白いと聞き、半信半疑ながら巣ごもり状態の正月休みにTVアニメをアマプラで一気見。
・・・なかなか面白いじゃん。

最初は全然受け付けなかった絵面にも途中から慣れてきました。
というか迫力のアクションのせいであまり気にならなくなった?
原作マンガは読んでないので静止画だとどうかは知りませんが。
また、この作者が東西の吸血鬼やゾンビ事情に詳しそうだとか、馴染みのある多くの映画やアニメからの影響が見てとれると、勝手ながら親近感がわいてきました。

そして純粋にTVアニメの続きが見たくなっていざ劇場へ。
しかしここで過去の苦い体験から一抹の不安が・・・
以前、大ヒットアニメの『君の名は。』を一応見とくかと劇場に行った際、窓口では「おひとり様ですか?」と不審そうに何度もしつこく聞かれた上に、若者で満員の場内ではカップルに挟まれスーツ姿の草臥れた中年オヤジが一人・・・(しかも映画本編も私には不発でした)
でも今回は封切後2カ月以上経ってるしコロナの影響もあり場内ガラガラ・・・よかった(喜んでいいのか?)。

で、劇場版もとても楽しめました。
下弦の壱ってTVではてっきり女だと思ってました。
煉󠄁獄杏寿郎はTVの登場シーンではなんの魅力も感じませんでしたが、映画では凄いキャラに化けて、あらためて絵と動きと音(声優・音楽・効果音)が生きたキャラを作り出すアニメというものの魅力を再認識。
続きも見たいですね。
アニメ化を楽しみに待ってます。

日本歴代興行収入1位というのはスゴイですが、以前、海外で最も有名な日本のアニメはポケモンだと聞いたときと似た思いでしょうか。
私にとって『君の名は。』よりとても楽しめたのは確かですが。
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