後半3割にバロメータが全集中
劇場版公開前の2週間でテレビシリーズを一気見した私は、原作の先の展開を知らないこともあり、非常に真っさらな気持ちで鑑賞できた。
テレビアニメの劇場版によくある、これまでの概要を冒頭にいれるような説明的部分は一切ない。劇場版が初見の人は最初から振り落としていく勢いにアニメの制作陣の本気を感じた。
映画ファンとして見逃せないのは今回の列車での出来事もクリスファー・ノーラン監督の「インセプション」のような場面、設定が多数登場しており、テレビシリーズでも同じことを感じたシーンがあったことから、原作もしくはこのアニメのスタッフは相当のノーラン好きなのだろうと思う。
「無限列車編」とタイトルがついているが、終わってみれば最初の7割が吹っ飛ぶぐらい最後の30パーセントに密度が全集中していて、漫画の展開を知らないわたしは度肝を抜かれた。続きが気になるが、アニメの続きをまっさらな気持ちで見たいという思いもあり非常に葛藤している。
ところで刀はどこにいったんでしょうか?