ayaha

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のayahaのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

公開3日目に、子供の付き添いで鑑賞。
予備知識がなかった為、先週TVアニメを慌ててまとめて観たばかり。

だから作品そのものには特に思い入れ等ない人間の感想になるけど、まず26話の最後に出てくる魘夢がそれまで登場したどの鬼よりも気持ち悪くて(考え方や話し方が)、印象的で。

そして劇場版でもその気持ち悪さがしっかり表現されており、とても良かった。
声優さんの声色、演技が上手い。個人的にはこの方が一番上手いと思った。
できたら魘夢が人間だった時のエピソードも少し劇中で描いて欲しかったかな。

実質主人公みたいだった煉獄さんについては、彼の死より彼の母親とのやりとりがすごく心に残ったかも。

強い者は弱い者を助ける責務がある、という話。
ここで言う強い者とは生まれつき強いとか賢いとか恵まれている、と言う意味になると思うんだけど。

人の社会とは、そのようにあるべきだ。という話なのかな…と思った。

小学生も、学校の道徳の授業よりストレートに入ってくるんじゃないかな。
低学年ぐらいの子は難しい言葉遣いがわからない部分もあると思うけど、しっかり伝わってるんだろう。
うちの子も周りの子も皆最初から最後までスクリーンを凝視して真剣に見入っていたし。

そしてその通り、煉獄さんは強い者としてその責務を全うして逝ったので…
炭治郎が夜明け前に森の中へ逃げてゆく上弦の参へ向けて叫んだセリフも、かなりぐっときた。
あれは泣ける。

正直なところコミカルな部分は高テンションなノリについていけないところもあるのだけど。
コロナ禍の中で久しぶりに見た満員の映画館、そして映画館の入っているショッピングモールも家族連れで賑わっているのを目にして、今、観れて良かったと思う。
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