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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のsingerのレビュー・感想・評価

4.8
🎦Blu-ray限定版も購入。
鑑賞回数が7回になり、
毎回分、感想を追記しているので、かなり長文になりますが、
それでも、まだまだ続いて行く、
「父と娘の”鬼滅の刃“体験記」です。


【2020年10月19日:初回鑑賞】

心の奥底が、炎のように熱くなるような、そんな作品でしたね。
そして、まだ公開直後で、その熱狂の渦が熱いうちに、劇場で観れたのが本当に良かったし、満員の劇場の中で、老若男女これだけ沢山の人々が、夢中になって映画を楽しむという、そんな中で、自分も一緒になって感動を共有出来たという事が、とても嬉しかったです。

そして、なんか懐かしい気持ちになったなぁ。
幼少期、特撮や漫画のヒーローに憧れてた頃、そんな頃に見た作品のキャラクターに感じていた、真っ直ぐな気持ち、熱い想い、カッコ良さ、そんなものを作中からヒシヒシと感じて、とても感慨深いものがあったし、アクションシーンも迫力があって、やっぱり劇場で観て良かったなぁと思いましたね。
煉獄杏寿郎。
本当に格好良くて、見ていて自分の姿勢を正されるような、そんな強い正義感と、熱い情熱を持った、とても魅力的なキャラクターでした。

でも、本当の事を言うと、今回はやっぱり娘たちと一緒に行きたかったなぁというのが正直な所ですね。
上の小学2年生の娘なんかは、胡蝶しのぶが好きで、穴が開くほどにガイドブックを読んで、キャラクターの名前や、剣技の名前を覚えたりしているし、挙げ句の果てには、炭治郎の姉という設定で”竈門さゆり”なるキャラクターを絵で描いて、プロフィールを作ったりする程。
下の5歳の娘も、一緒になって近所の子供達と”鬼滅ごっこ”に参加して、色んなキャラクターになりきっちゃったりしてるし。
その割には、まずは映画館の暗闇が苦手のようで、あまり劇場に行きたがらない上、
やっぱりグロテスクな鬼の面々が怖いらしく、アニメも全く見てくれないし、
今回も一緒に観に行こうと誘ったけど、”秒殺”で断られる始末。
それでも、やっぱり入場者特典の「煉獄零巻」を娘にプレゼントしたいというのもあったので、初めて映画館の座席予約までして観に行ったという次第です。

早速、家に帰ってきた娘に、「煉獄零巻」を渡したら、とても喜んでくれたし、食い入るように読んでくれていたので、やっぱり観に行って良かったなぁと思ったんですが、そんな娘を見つつ、「本当はパパは、一緒に観に行きたかったんだぞ」と、そんな想いが残ったんですが、それは、”いつかきっと”ですね。

「鬼滅の刃」は、今年の5月頃、3日間を掛けてコミックスを全巻読破していたんで、ストーリーは知っていたし、今回の映画化に関しては、単なるアニメの続きのエピソードをわざわざ映画にするなんて、短絡的だなぁなんてことも思ったりもしたんですが、このエピソードを映画にするという構想に着手し、実際に作り上げたスタッフ、キャストの皆さんには、本当に頭が下がる思いと、感謝と、拍手を贈りたいです。
今回は、THXを完備したスクリーンで観たんですが、いい音響の下で観たのが、さらに良かったので、これから鑑賞しようという方には、出来るだけ良い環境での鑑賞をお勧めしたいですね。

後は余談ですが、鬼滅のキャラクターの中で自分が好きなのは、鬼の猗窩座だったりするので、今回の煉獄戦は、とても迫力があって良かったです。
でも、猗窩座に関しては、この先で明らかにされるバックストーリーを見て欲しいなぁと思いましたね。

そんなこんなで、今日は帰ってから、娘たちに映画の感想を語りつつ、夜は布団の中で鬼滅ごっこに参加したりしました。

“パパの呼吸 壱ノ型 乱れコチョコチョ”が、炸裂。

娘たちも喜んで、自分の呼吸を作って楽しんでました。
自分が「鬼滅の刃」が凄いなぁと思うのは、そういう、子供たちを夢中にさせる程の影響力の凄さを、娘たちを見て感じる所ですね。
だから、今作を沢山の少年・少女たちが観て、それが、映画の楽しさや、感動を覚える良い機会になったら嬉しいなぁと、そんな事を思ったりしました。

【2020年11月11日:2回目】

最初の鑑賞から約3週間。
周りの反響や、Filmarksの他の方々のレビューを読んだりしていたら、
やっぱりこれは、もう一回は観ておきたい作品だなぁという想いが強くなり、
そして、この映画は劇場で観ないと、感動も興奮も半減以下になってしまいそうだと思ったので、劇場で2回目を観てきました。

劇場で2回も同じ映画を観るというのは、映画館が入替制になってからは初めて。

やっぱり、最高級のアトラクション・ムービーでしたね。
劇場の大画面と、迫力のある音響の中でしか味わえない映画体験の素晴らしさを、改めてタップリと堪能させて貰えたので、まだまだ色んな人に体験して欲しいなぁという思ったし、もっともっとヒットして歴史に残るような作品になれば良いなぁと思いました。

煉獄さんの生き方は、本当に自分の姿勢を正されるようで、
とても強くて、とても熱い意志に根付いているスピリットだと思ったので、これからも自分の心を改める、そんな機会には観返したいなと思ったし、ソフト化されたら、やっぱり娘たちとも一緒に観たい作品だと思いました。

【2020年12月14日:3回目】

よもや、よもやで3回目。
入場特典のスペシャルブックのビジュアル写真が、凄くカッコ良くて気に入っていたので、自身の映画史上初の、3回目の鑑賞を果たしてきました。

やっぱり今回の作品は単に”観る”という以上に、”体験する”という意味合いが強いなぁと見る度に思うので、映画館で観るという事に、大きな価値を感じる作品だということを改めて実感させられましたね。

興行収入もいよいよ300億を突破し、歴代1位が目前となったけど、
広い世代に支持され、映画館で映画を観る醍醐味を堪能させてくれる、
その冠に相応しい作品だと思うので、どこまで記録を伸ばすのかが、とても楽しみです。

加えて、4DXでの上映が決まったようなので、
近くの劇場で上映するようなら、最後に4DX版を観て有終の美を飾りたいですね。

後、自分が3回も見に行って、流石にちょっと娘も興味を持ち出した感じなので、来年には家族全員で観に行けたりするといいなぁなんていう、少し希望も見えてきました。

【2021年1月9日:4回目】

ついについに、念願が叶って、娘3人と一緒に自身4回目を観に行ってきました。

年末頃から、娘がコミックスなら、怖がらずに興味を持って読むようになったので、
超品薄の中、前半の5巻までを買った所、冬休みの間にかなり熱心に何度も読んでいたようで。
そんな中、年明けに上の娘を再び、誘ってみた所、
「ちょっと観てみたい気持ちもある」という事だったので、家内が上手く言って、その気にさせて、結果、下の娘も一緒に行く事に決まったようです。

そんなわけで、娘たちと観に行ってきたわけですが、
やっぱり後半はちょっと怖かったようで、煉獄vs猗窩座戦は、結構目を逸らしながらでしたね。
それでも、なんとか最後まで観て、割と満足したようです。

長女「頭の中に、涙がパンパンに詰まったわ」

次女「鬼滅の世界に行って、猗窩座を倒したいわ」

三女「それって蜜璃に会いたいだけやろ」

長女「煉獄さんを忘れたくない。だから、これからは煉獄さんのグッズを集めることにするわ」

ということで、みんな痛く感銘を受けたようで、帰りの道中はLiSAの主題歌「炎」をずっとリピートしてみんなで歌ってました。

なんかね。
やっぱり、映画好きの父の立場として、この日本で1番になった映画作品というのは、娘にも体験して貰いたいという気持ちがあったし、将来のいい思い出作りが出来たんじゃないかと思います。

そんなわけで、もうすぐ誕生日を迎える次女、三女は、胡蝶しのぶ、甘露寺蜜璃、禰豆子のぬいぐるみをプレゼントで欲しいという事になり、そちらもこっそり買ってきました。
コミックスも全巻集めたいなぁと思うし、アニメの第二期シリーズも待ち遠しい限りだし、無限列車編も、最後に4DX版を観て有終の美を飾りたいので、今年もまだまだ一家で「鬼滅の刃」を追って行くことになりそうです。

【2021年1月15日:鑑賞から1週間】

双子の次女、三女が6歳になりました。
産まれてから数年は、”苦労は倍、でも愛情は半分”っていう向き合い方になりがちでしたが、
最近は二人分の元気と笑い声で、家族がうんと賑やかになってきたなぁと実感しています。
今年は、「鬼滅の刃」の胡蝶しのぶ、甘露寺蜜璃、竈門禰豆子、栗花落カナヲのぬいぐるみをプレゼントしたんですが、かなり喜んで、三姉妹でタップリと遊んで、夜は1人ずつを布団に連れて、早速一緒に寝ています。
先週は劇場版の「無限列車編」をみんなで観に行ったし、娘が初めて興味を持って読むようになった漫画なので、コミックスも品薄な状況の中、少しずつ集め始めました。

正直、まさか自分の娘たちが、最初に好きになる漫画が、少年漫画になるとは、
まさしく「よもや よもや」だなぁという気持ちもありつつ、それでも自分も少年漫画と一緒に育った世代なので、嬉しくもあるし、そんな親子の架け橋となってくれた作品なので、これからも一緒に楽しんで行けたらいいなぁと。

そして、近いうちに4DX版を観に行こうと思っています。


【2021年4月12日:5回目】

昨年末、4DX版の公開が決定し、最後の5回目はこれで有終の美を飾ろうと思っていた矢先、事故で右膝を骨折してしまい、
入院、手術、その後の通院生活となり、4DX版の鑑賞は半ば諦めていたのですが、
劇場の方がロングランで上映を続けていたのと、足の怪我の経過が良くなってきていたので、この度、無事に鑑賞を果たす事が出来ました。

前回の4回目から、約3ヶ月。
その間、コミックスも全巻揃えたし、改めて最後まで通して読んだりしたこともあったし、流石に5回目ということもあってか、ストーリーへの感動は初回に比べると、大きく薄れてきたなぁと思う所はありましたが、列車内を舞台とした物語だけに、4DXとの相性も良く、アトラクション・ムービーとしての作品の魅力は、存分に発揮されてたんじゃないかなぁと思いました。
アクションシーンも、座席の揺れと、散水、風、フラッシュが効果的に使われていて、観ていてとても楽しかったし、いい体験が出来たなぁと。
そして、やっぱりこの作品は劇場で観てこそ、その価値が最大にわかるという、そんな作品だったなぁという事を改めて強く実感しましたね。

1回目は、とにかく感動の嵐。
2回目は、さらに物語噛み締めるように観た。
3回目は、入場者特典が欲しくて。
4回目は、本当に本当に念願だった、娘達との鑑賞。
5回目は、4DXで臨場感抜群で楽しんで。

公開から半年間、どの回もとても思い出深い鑑賞だったと思います。
なので、もうこの「劇場版鬼滅の刃 無限列車編」については、思い残す事は無いと思う。
もう、十分過ぎる位、映画としての醍醐味は堪能させて貰ったし、娘との鑑賞も含めて、
とても心に残る、大切な作品になったなぁと思いました。

6月には、いよいよBlu-ray/DVDの発売も決定し、いよいよ家庭のTVでも鑑賞できるようになるのは嬉しいですね。
自分も、劇伴のCDと、コメンタリーが聞きたくて、限定版の方を予約しました。
これからは、劇場の臨場感というのは体験は出来なくなるだろうけど、
それでも、自分がビシっと姿勢を正したい時、ふと何かに心が挫けそうになったりした時は、
この作品を観返したいなぁと思ったので、まだまだ家庭でも繰り返して観る作品になりそうです。
なので、このレビューには終わりが無く、これからも続いてくのかも知れないですね。

【2021年6月16日:6回目 Blu-ray版】

今回は発売されたばかりのBlu-ray版で、我が家のテレビで鑑賞。
まぁ、映画館で5回も観てる訳だし、そりゃあそうだなと思ったんですが、
やっぱりこの作品は、映画館で観てこその作品だったなぁというのを改めて実感しました。
作品のストーリー自体は相変わらずも、感動的なものではあったけど、その映像の迫力や、音の厚み、迫ってくる臨場感は、映画館で体験したものとは圧倒的に劣っていると感じたので、自宅の鑑賞環境では、ちょっと作品の魅力を引き出すには至らなかったですね。
でも、良いんです。
こうして、観たい時に、我が家のテレビで観れるというのは、作品を手元でずっと愛して行けるという点でも良いものだと思うし、これからも親子で思い出したように楽しめる作品になると思うので、これからは好きな時に、好きなだけ楽しみたいなぁと思います。

【2021年6月19日:7回目 オーディオコメンタリー&特典DVD】

鑑賞7回目は、出演声優陣による、オーディオコメンタリー。
オーディオコメンタリー好きの自分としては、今回の購入の動機の一つとなった特典で、作品の物語や、それぞれのキャラクターたち、収録の裏話なども聞けて、楽しんで見ることが出来ました。
でも、個人的にはやっぱり監督やアニメーターたちの製作面での話も聞きたかったなぁというのが正直な所。
特典DVDの舞台挨拶や、公開記念番組も、キャストの方にフォーカスが集まっていたので、もう少し製作陣のメイキングなんかも収録してくれると最高だったのになぁと思いました。
でも、特典CDの劇伴音楽集は、嬉しかったですね。
劇場で作品を観ていて、THX版や、4DX版も体験した自分からすると、今作の魅力は、やっぱりスコアにもあるなぁというのを毎回、実感していたので、本編を見ていて思わずテンションが上がった楽曲たちが、CDでじっくりと聴けたのはとても良かったですね。
でも、このCDは、ちゃんと市販して欲しいなぁと思えるくらい、作品の魅力を押し上げるようなクオリティの高い楽曲が揃っているので、特典にしておくには勿体ない位だなぁと思う反面、本編のBlu-rayと、この劇伴CDだけでも、購入する価値のあるパッケージだなぁ思って、今回は迷わず購入しました。
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