ufotable のこだわりがひしひしと伝わってくる圧倒的な映像力。迫力。臨場感。美しさ。アニメでも充分に素晴らしかったけれど、映画はさらに上をいっていました。
列車の疾走感や戦闘シーンのアクションを表現するにはスクリーンがピッタリだったと思います。原作の戦闘シーンではダイナミックさはここまで伝わらないので、原作を読んでいる人も読んでない人も楽しめる映画になっています。
欲をいえば、どちらの戦いも急ぎ足で進みすぎているため、大切なシーンをしっかりとは味わえていない感が否めなかった。
最後まで突っ走るパワーがこの映画のよさでもあるのかもしれませんが。
特に後半の煉獄vs猗窩座についても、もう少し時間を掛けてキャラ描写も深掘りしてもらえるとよりよかった。
最後の戦いで放つ煉獄さんの言葉は、コロナ過の今だからこそ心に刺さり、いろいろな想いを抱える人たちにも勇気を与えてくれたのではないかと思います。ほんとに細部までよく出来た漫画でありアニメであり映画であると再確認しました。
