良かった。
何度も泣けるシーンがあった。
家族愛、弱さへの悔しさ、錬獄さんの立派さ。
「ずっと幸せな夢を見ていたい」
その気持ち、滅茶苦茶分かる。
炭治郎は本当ならこんな風に今も家族と仲良く笑って暮らせてたはずなのに…
鬼滅は敵にガンガン喋るのが特徴。
少年漫画の主人公は基本、攻撃中のセリフが短い。
対して鬼滅は言語化が明確だから、そうだよなーって共感しやすい。
猗窩座への叫びは完全に負け犬の遠吠えなのに、痛いほど胸に響いた。
炭治郎の己の弱さの悔やむシーンも良い。
「1つクリアできてもまた新たな壁が立ちはだかる…」
現実社会にも通ずるこの言葉も心に響いた。
後半はずっと体に力を入れて観ていた。
煉獄さん、柱としての責任感が素晴らしかった。
若い者を守るのは当然だという認識。
ボロボロになりながらも責務を全うしようとする姿勢。
母との回想からの粘りは感動しない訳がない。
「己の弱さや不甲斐なさに打ちのめされても、心を燃やせ」
「うずくまっても時間の流れは止まってくれない」
「若い芽は摘ませない」
まだ若いのにこの意識。
圧倒された。
そして最後にお母さんとお館様の「杏寿郎は頑張ったね」と労うシーンよ…
観れて良かった!
その他好きなシーン
・禰豆子を認めるといってくれたシーン
・無限列車で夢から覚めた煉獄さんが素早く状況判断して炭治郎たちに指示出しするシーン
・迫力満点の動画ならではの戦闘シーン
・炭治郎と比べ私利私欲な善逸と伊之助の夢笑