満福味坊

権力に告ぐの満福味坊のネタバレレビュー・内容・結末

権力に告ぐ(2019年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

破綻寸前となっていた韓国外換銀行をアメリカのローンスターが買収した事件を元にした作品。

実は安値で買収されていたこと、関わっていた人間は誰だったのかを突き詰めていく。現在も係争中で、もし5兆ウォンの損害を払うなら、国税から出ると聞いて白目剥いてる。日本円に換算したくない。

検事にセクハラされたと遺書を残して自殺した女性。セクハラ容疑がかけられた検事は全く身に覚えがない。最初は自分の潔白を証明する為に調べていたが、どんどん深いところまで踏み込んでいく。

相手の力は強く、どんな手でも潰していく。もう光が見えなくなった時のあのラストは胸が震えた。

敵側の弁護士が、なんか見たことあるなぁ〜と思ったら、エクストリームジョブにも出てたイハニさん!

驚くほど英語が堪能だし、知的な演技が素晴らしかった!韓国は、自国の不正を隠さず映画にするのがうまいなぁって、あらためて思った。

もう少しアメリカにも非があったことを描いて欲しかったな。あと元総理役の俳優さん、誰なんだろう!外面は穏やかなだけど内側は…な感じ、とても良かった!