MURANO

ラーヤと龍の王国のMURANOのレビュー・感想・評価

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)
4.0
東南アジアの文化を取り入れて多様性を見せつつも、超真っ直ぐで王道な冒険モノとして、とても楽しんで観られました!

王道でわかりやすい物語をアジア系のキャストで描いた点では、ラブコメでそれをやった『クレイジー・リッチ!』に近い立ち位置の作品ですね。

アジア系役者というと、もはやオークワフィナが代表格の存在になるが、やっぱりこの映画でも出演してて、タイトルにもある「龍」を演じる。

この龍のシスー、いわゆる龍のイメージからは外れてて、彼女のために書いたの?というくらい完全にオークワフィナで(笑)

そんなシスーには『アラジン』のジーニー的な個性を感じました。

あと、ラーヤの相棒兼乗り物として出てくるダンゴムシみたいな見た目のキャラが、子供もすごく好きそうだなと感じさせる可愛さがあって良かった!

コイツ、名前が「トゥクトゥク」っていうですよね。

東南アジアが題材の映画での、このギャグみたいなネーミングセンスに、思わずクスっと笑ってしまいましたよ。

ストーリー的には、まぁ、ちょっと「Trust Me!」と連呼し過ぎてるような印象もあったものの、「信じて一歩目を踏み出す」という性善説を感じさせるポジティブさに好感を持ちました。

文句なしに美しい映像も手伝って、真っ直ぐな気持ちがスッと心を入ってくる映画でした!
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