まおう

ニーナ・ウーのまおうのレビュー・感想・評価

ニーナ・ウー(2019年製作の映画)
3.0
カンヌ国際映画祭のある視点部門にて上映された台湾発のサイコスリラー。
田舎から都会に出て8年の崖っぷちの無名女優がオーディションにて映画の主演を勝ち取るが様々なストレスから段々と恐ろしい幻覚に苛まれ追い込まれていく…

幻覚と現実が曖昧な描写や時間軸を行き来する展開に混乱し、しっくりこないまま何とも言えない胃のムカつきとわだかまりを残してエンディングを迎えるが、観賞後この映画は主演を務める女優がMe too運動に着想を得て自ら脚本を書いたと聞き納得した。
芸能界への憧れをブチ壊すような無味乾燥で鬱屈とした世界観や生々しいハラスメント描写の数々は女優の実体験に基づくものなのだろう…
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