幼い頃に心を病んで自殺した母の影から抜け出せず、母と行ったファミレス、好きだったメニュー、乗っていた自転車、残したレシートに固執する兄とそれを嫌悪する弟。
兄はある日恋に落ちた。
運命的な恋だと信じて疑わないのはその女が母とそっくりな寂しげなシングルマザーだったから。
幼い頃は助けることが出来なかったそのトラウマをなんとか埋め合わせようと、兄は女に言葉を投げかける。
危うい関係でギリギリで繋がったこの愛の先に幸せはあるのか?
それはただの自己満足なのか?
鶴田理紗さんの雰囲気が幸薄モードたっぷり。どうな行動を起こすのか、何を思ってるのか全く分からなくて、役にピッタリすぎました。