Jeffrey

ザ・モンスターのJeffreyのレビュー・感想・評価

ザ・モンスター(1982年製作の映画)
2.5
「ザ・モンスター(1982)」

冒頭、ネオン輝くロサンジェルス。ここで女性に対する惨たらしい暴行事件が多数発生した。殴られた顔、針金ハンガー、リンチ、鍵のかかった密室、サンセット大通りで体を売る若い娼婦、生き血。今、悪魔的残虐行為が映される…本作はゲイリー・A・シャーマンが監督した味ソフト化のくバイオレンス・アクション映画で、この度BDが発売され初鑑賞したが面白い映画だった。さて物語は、紫色に腫れあがった顔面。振り絞るような哀願をよそに、男は女のドレスを引き裂きいてむき出しの四肢をベッドにくくりつける。その手が、針金ハンガーを奇妙な形に歪めた。女たちが最も恐れるリンチ・スティックだ。惨劇はロックされた密室で展開された。女はサンセット大通りで体を売る若い娼婦。男はそんな女たちの生き血を骨の髄までしゃぶろうと言うヒモ。だがこいつはただのワルではなかった。女を痛めつけることを無常の快感とする恐るべき変態サディスト。人呼んでThe Monster。悪魔の血か、突然変異か、果たしてこんな野郎が地上に存在するのか。だがこれがLAで実際に起きた実話だ…とパッケージ裏を読むとこんな感じで、82年全米興行で大ヒットを記録したモンスターショッカーとして知られている。もうちょっとホラー並みにグロテスクで痛々しいのかなと思ってたんだけどそんなこともなくて通常のサスペンス+バイオレンス映画だった。ちょっくら興ざめした…。
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