第二次世界大戦の後、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の兵隊病院。兵員として出征していたイーヤのあだ名は「のっぽ」。そののっぽさんは負傷して引き上げる際に、戦友のマーシャが戦地で産んだ子を預か…
>>続きを読む壁、セーター、ペンキ、ドレス
最高の満足感。とにかく色とコントラストが良い。カメラワークが常にちょっとユニークで楽しかった。衣装も良いしセットも本当に良い。銭湯のシーンと院長の家のシーンの背景が特…
『戦争は女の顔をしていない』(原題は、У ВОЙНЫ НЕ ЖЕНСКОЕ ЛИЦОで直訳すると戦争の女らしくない顔)を原案にした映画。
本作では、元兵士の女性2人が登場するが、それぞれ心と身体に…
ひたすら重苦しくて息苦しくて、自分の想像や理解の範囲を超えちゃってる感じ。戦争の『後遺症』がじわじわ画面から染み出してくるようなインパクトで、見続けているのが結構辛かった。
主人公二人の主従関係が…
戦地シーンを一切用いないことで、観客に戦地を見せずに戦争を思い描かせることに挑戦している。わたしたちは人や街の輪郭からそれを歪ませている戦争という力を想像できるはずだ。
「のっぽ」のイーヤと軍人のマ…
当時の男と女と関係性 戦争の後遺症
各人の抱える大きな感情は戦争が終わった今も、そしてこれからも続くのか
女であることで生きながらえたマーシャと女として求められていることに応えられないイーヤは互いを…
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外傷のその後を描く。第二次世界大戦でのソ連軍には約100万の女性兵士がいたそう。女が戦争で兵士として闘ってたなんて、絶対おもしろがられるじゃん。絵になるよね。性癖に刺さる人もいるだろうね。でもそれは…
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犬は食べ尽くされて見たことがないんだ。
武器も生々しい傷も登場しないのに、目を背けたくなる。ずっと気持ちが張りつめて心臓がバクバクする。
戦争がもたらしたものが「疲れ」と表現されていたことが印象的…
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