片腕マシンボーイ

心霊×カルト×アウトローの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

心霊×カルト×アウトロー(2018年製作の映画)
3.6
心霊…カルト………ぐふぅアウトロー!ゲラゲラゲラゲラ

心霊ドキュメンタリー撮ってる映像制作チーム〝Sharaku Town〟に、知り合いのおっさんから心霊動画が送られてくんぞ!この映像に映ってる男が失踪してん、探してくれへん?…って話

いや〜マシンボーイってば今までアマプラをバカにしすぎていたかもしらん、先日の「岸部町奇談」といい、本作といい、探せば意外と好感度高い心躍る系の珍作出てくんのな!ぺろぺろ
まぁ検索システムとかがポンコツ過ぎんのが悪いんよなぁ…

本作はタイトル通りのモキュメンタリーなんやけどか、もちろん白石晃士作品に慣れ親しんでしまった今の時代の作品としては圧倒的に心霊ドキュメンタリーとして低クオリティかもしらん
そうな、そもそも超低予算なんは途中で資金足りんくなって本編の中でクラウドファンディングで資金調達始めるくらいやからな
でも、そのクラウドファンディングとか、絶妙な登場人物とか、本作の肝は虚実が入り交じった、どこまでがホントでどこからが嘘なん?ってバランスかもしらん、その辺の見せ方が抜群に上手い、ハナから偽物として観るモキュメンタリーとは違った良さがある

しかも、本来のメインスポットは心霊にあるんやろが、心霊モンやとやっぱり半端なモノやと嘘くさくなってしまうし、資金面、技術面で難しくなってしまう
そこにアウトロー要素をぶち込む事により、それっぽいキャストさえいればあとは脚本と演出で勝負できる!って構成の工夫が素晴らしく
本編の中でも資金面やいろんな要素から弱小制作会社の苦労が描かれるが、本作の制作する上でもいろいろと試行錯誤している感じがうかがえて、くぅ…まぢ低予算映画を愛してやまない身としては、弱小制作会社や低予算映画に関わる監督スタッフキャストに感謝しかねぇ!なれる作品やった

ただな、なかなか面白い作品で、どんどん世界が広がっていきそうな内容やったんに…、やっぱりラストがしりつぼみで終わってしまったんは残念で、最後くらいは嘘くさくても良いから派手な見せ方して欲しかったかなぁ?なった、もしくは続編に期待したい!
とはいえ終盤での監督のお父さんがまぢ素敵すぎてウルッとしたんは言うまでもない、続編?やめとけ!やめとけ!親にはホント心配かけたらあかんでぇ…ぺろぺろ、お父さん加点ありだ!

あ…あとみんな少しは日本語勉強しとけ!調査内容をまとめる為に人物相関図書いているシーン、誤字脱字が多すぎてポカンしたわ!ゲラゲラ