頑固なじいさんと息子と孫娘の話。
話の内容は何度も観たことがあるようなものだったが、映像の雰囲気が良かった。
暗めの画面に広がるフィンランドの田舎町の大地。そこを行き来する小さな赤い車。そこに根をおろす小さな暮らし。出て行った息子の部屋はあの頃のまま。
じいさんの顔の存在感は圧倒的で、新しい命の顔へのクローズアップは感動的だった。顔なのだ。
隣人の超絶な地獄耳やサウナのみんなの人生相談は笑えるし、森に住む小さな者たちのコロボックル感がたまらない。キャラクターデザインが抜群だ。
そして、和解に泣きそうになる。