ねこ無双

カット/オフのねこ無双のレビュー・感想・評価

カット/オフ(2018年製作の映画)
3.5
この監督さん、ケース39、パンドラムを撮っている方だったんですね。
主人公である検死官の娘が強姦魔に誘拐される。手がかりを持つ謎の死体が打ち上げられたドイツ孤島の浜辺。悪天候で島に近づけない主人公は、偶然その死体を発見した女性と電話を通じて事件の核心に迫っていく。

主人公を助けてくれるコミック作家リンダさんがめちゃいい人!
見ず知らずの電話の相手の娘が誘拐されたからって、電話で指示されただけで死体は解剖するわ、犯人と格闘するわで、いい人の度が過ぎてます。
素人が解剖、えっ?という感じではありますが、犯人の目的が判明するまではなかなかスリリングな展開で目が離せなかったです。ただラストがちょっとB級スリラー的な締め方だったのが惜しまれます。もったいないなぁ。

あと解剖のシーンは妙に克明に解剖中の体の中をじっくりと見せてくれるので、なかなかのグロさです。カテゴリーがホラーになっているのは、このシーンのせいかな?
すごいおすすめという感じでもないんですけど、観ても損はないんじゃないかな、という良質スリラーでした。