マッキー

ドロステのはてで僕らのマッキーのレビュー・感想・評価

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)
5.0
大好きな劇団 ヨーロッパ企画!!
本広監督によって映画化された
『サマー・タイムマシン・ブルース』や
『曲がれ!スプーン』も大好きですが✨

今回は舞台原作ではなく、 
純粋に彼らの映画作品!

上田誠さんが得意とする
いわゆる『時間もの』で、
地方じゃ上映しておらず
沸々としておりましたぁ😞

ショートムービーは
これまでにもたくさん作っていて、
本作は、過去作『ハウリング』
(未鑑賞😞)をリブートした
約70分の程よい尺のムービー📽

しかもほぼワンカットの
【スマホによる長回し】✨

SFなのにアナログで
原始的なのがまたいい 笑

やっと予約してたDVDが
届いたので、いざ鑑賞♫

うん、期待を裏切らない😁
めちゃくちゃ面白かったぁ 💕

タイトルの『ドロステ』の
意味が分からなくても問題なし!
劇中でちょっと説明してくれます 笑

SF的なことが起こるのに
全くもって壮大感がなく 笑 
こじんまりとわちゃわちゃと展開する
感じはヨーロッパ企画っぽくって、
それでいて緻密な脚本と
飽きさせない展開!

「未来に引っ張られる」って
セリフが言い得て妙😁
みんなが〝寄せにいっちゃう〟
タイムリープのもどかしさ!🤣

後味もなんだかほっこりしてて
とてもよかったです( ᵕ·̮ᵕ )♡

同じ繰り返しの中にちょっとした
変化や展開があるのもとても面白い✨

ヨーロッパ企画のぼぼ
全員キャストが出てるのも嬉しい!!
(西村直子さん出てないのが寂しいけど😔)

ヒロインの浅倉あきさんは
『池井戸潤原作ドラマや映画』
で知った女優さんで今や大好き❣️
やっぱ可愛い〜😍
(服装が地味な感じちゃいましたが💦)

藤谷理子ちゃんはもう
ヨーロッパ企画ではお馴染みの役者さん♡
2021年10月現在、正式に入団しました❤️
おめでとう〜〜‼️🎉

この子も本当に可愛くって
元気はつらつ、いい声♡
雰囲気も大好き♡

内容は申し分なし!
キャストも展開も
エンドロールの歌も、
トータルとっても面白かったです‼️

強いて言えば
ケーブルのことと
最後のパラドックスは・・・😅

後はネタバレで。

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【以下、ネタバレ】
























●上田さん作の『時間もの』って
 (特に舞台の話ですが…)
 だいたい収拾つかないくらい
 ぐちゃぐちゃになった後に
 "タイムパトロール"的立場の人が記憶を
 消して〈なかったこと〉にしたり、
 パラドックスが起きないよう
 "高次元な方法"で事態を収束
 させたりと😅 結構"夢オチ"的な
 リセット感のある結末も多いですが、
 
 今回はあえて【パラドックスに抗う】
 ことで〝2人がいい感じ〟になって
 物語を締めたのが意外でした✨  
 後味の良さが心地よかったです( ᵕ·̮ᵕ )♡


●強いて言うならケーブルの長さ‼️ 笑  
 5階まで延ばせるケーブルを元々つけてた、
 ってのが一気にリアルさに欠ける・・・
 この手のSFは日常の部分は
 リアルでありたい❗️(わがまま?😁)
 移動するのにも煩わしそうで
 気になってしまって😅。。。
 そこは【過去と未来がつながる】という
 非現実的なことが起きてるのだから、
 テレビ移動する際に"ケーブル抜いても
 消えない"っていう設定でも違和感は
 なかったとは思いますけどね 笑


●あと最後。未来のテレビでは
 カトウとメグミが飲んでいた忘却剤を
 実際には飲まずにパラドックスが起きて…
 カトウとメグミは消えないのに
 タイムパトロールの2人だけが
 都合よく消えてました… 笑
 それまで緻密な辻褄合わせが成立
 してたのにそこだけ急に都合が良い😅

・せめて【未来テレビと同じように
 タイムパトロールの前で飲んだふりをして、
 実は記憶を残してる】っていう方が、
 表向きの辻褄は合う気がするけど…。
・まぁ、高次元の人達がそれで騙される
 かは分からないけど😅
・この手の作品は矛盾や綻びを探すと
 キリがないですけどね💦
マッキー

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