JTa93Eの続き

ドロステのはてで僕らのJTa93Eの続きのネタバレレビュー・内容・結末

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

カメ止め!の様なムーブメントを起こせる意欲的な作品が、規模関係なく増えるのは邦画界にとって素晴らしい。


2分前と現在と2分後が同居する空間に整理が追いつかなくてこんがらがりそうになるけど、疑問に感じる点の種明かしはすぐに訪れるので短いテンポでスッキリし続けられる快感。

邦画の時間ギミックを扱った作品として思い起こされるのはやはり『サマータイムマシン・ブルース』で、脚本がどちらも上田誠という事もあり『サマータイムマシン・ブルース』でもタイムトラベルする事実を既に反映しているカッパ様が登場したりと、共通したタイムパラドクス観が見られるのが面白い。

大前提として、今があるから未来があるんだけど未来があるから今があるとも捉えられる訳で、その未来を見聞きするのは今が未来に引っ張られる危険性があるって話。

ヨーロッパ企画が製作で見覚えのある俳優さんも出演している事から、舞台向けのオーバーアクトに見える部分もあるので気になる人もいるかもだけど、まぁプロット勝ちかなと!!


自分だったら未来に引っ張られたくないから、タイムトラベルするなら過去一択かな〜。
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