CORO3

カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇のCORO3のレビュー・感想・評価

3.8
DVDで鑑賞。
2021年の初鑑賞は、ニコラス映画でスタート。

古典SFが原作とのことで、地味な映画なのかなと思いつつ鑑賞を開始。

ニコラス・ケイジ演じるネイサンが父親のガードナー家は、アルパカを飼って一家そろって田舎暮らし。
妻のテレサは、ネットを使って株のアドバイザーをしている。
娘のラヴィニアは、黒魔術的な何かに傾倒している。
後は兄のベニーと弟のジャックの5人家族。
団結した仲良し一家というわけではなさそうなのがいい。

ある夜、空からどぎついピンク色の光が降ってきた。
それは隕石のようなピンク色の岩だった。

嵐がやってきて、雷が隕石にがんがん落ちると、翌朝にはなくなってしまった。

それから家族には奇妙な出来事が起きる。
庭には植えてない鮮やかな赤い花が咲き、テレサは料理中に自分の指を切り落とす。
ジャックは、見えない何かに話しかける。
井戸の中から、ピンク色のカマキリに似た生物が生まれた!

ダム建設の為に調査に来ていた水文学者ワードは、水質調査をすると水は汚染されていることがわかったので、ラヴィニアに伝えたが、遅かった…
ネイサンたち一家は、すでに少しずつ侵されていた…
ベニーとラヴィニアは、時間が飛んだような感覚に襲われるし、ベニーはアルパカに餌を与えて、厩舎に入れたはずなのに出てきているとか…

そして、ついに侵略が。
汚染された井戸水を飲んで変容していたアルパカの様子を見に行ったベニー。まばゆいピンクの光に追われながら、厩舎から逃げ出した。
そこには逃げ遅れたジャックと様子を見に来たテレサが。
光に飲み込まれたテレサはジャックと融合してしまう…
アルパカたちも一つに融合して、キングギドラみたいになっちゃた。
というか造形は、「遊星からの物体X」のクリーチャーっぽいか。

ネイサンはショットガンでアルパカを処理。テレサも同じようにしようと思ったが、できず…

ネイサン自身も皮膚が硬質化したり、錯乱状態に近くなる。
ベニーとラヴィニアは、逃げ出そうとしたが、ベニーは愛犬が井戸に居るといって、降りてしまい、取り込まれる。
残ったラヴィニアも、ネイサンにつれられて、変容したテレサの餌にされそうになる。

いろんな動物がごちゃ混ぜに一体化した死骸を見たワードは、ネイサン達の元へ。
そこにはもうまともじゃなくなったネイサンと、まさにテレサに食われようとしていたラヴィニアが!
駆けつけたワードと保安官。銃声がしたが、ネイサンだった。
そして、融合していたジャックも…
切ないねぇ…

ラヴィニアをつれて逃げようとするワードだったが、ネイサンに撃たれそうになる!保安官が撃ってネイサンが死んでしまうと、ラヴィニアはここが家だといって動かない。

隣家のエズラのところからも音がしたので、そちらに向かうと、すでにピンクの奴らに侵されて燃え尽きる。間一髪で逃げ出したワードだったが、保安官は近くの木に捕まって殺される…

ラヴィニアのところに戻ったワードだったが、すでに遅く目の前で燃え尽きてしまう…
ワードも吸い込まれそうになり、ガードナー家に入ると、死んだはずのネイサンに追われる。
ぎりぎりで地下室に逃げ込んだワード。地上の広範囲が燃え尽きてしまう。

生き残ったワードが地下室から出てくると、辺り一面真っ白。今までどぎついピンク色だった映像が続いたので、この対比がすごく印象深くなった。

結果、なにも解決していないままダムの下にガードナー家もろとも沈んだ。

いわゆる?エンド的なやつだった。
ニコラス映画と思って構えていたが、これは面白かった!
万人に受ける映画では無いが、じわじわと怖くなる映画が好きな人にはおすすめする。

2021-001
CORO3

CORO3