よくプライムにある謎のマイナー良作映画! AIものにハズレってないよね!って個人的には思う。
天才科学者が人間にしか見えないAIを開発。ラボで二人で研究生活をしていたが、そこに美人記者が取材に来たことで波紋が…
あらすじにはっきり「美人」って表現使っててB級感に笑う。顔は地味目のレイチェルワイズ風。
こいつと喋っててくれって言われて一通り噛み合わない会話をして、私はこの領域のプロなのよ、アスペルガー症候群の優秀な同僚と話したところで得るものはないわ、って言ったらそいつが実はAIでしたーの流れはやっぱ気持ちいい。
科学者と美人記者が恋に落ちてそれにAIが嫉妬してーみたいなのがテーマなんだけど、そもそもこの科学者と記者が恋に落ちるに足る要素がなさすぎるのが超巨大な問題だと思う。
AIは初めて性に目覚めました感全開で、全編欲求不満全開な映画となっております…笑
でも平均レビュー点高いのはとても理解できる映画になっていて、ストーリーに仕掛けが施されてるとかはAIものに定番として、そういうの抜きにも会話とかも結構知的なんだよね。知的な会話をしてるのにそれに全然破綻がないし、見ててずっと面白い。
あとちゃんと結構重めの後味が最後に残るのが好きです。描きたいメッセージがすごくちゃんとある。
とても悲しくて切なくて、でもそこには救いはなくて、そしてとても胸糞な気分にまでなるんだから、すごい。
こういうマイナー映画大好きだ! 非リアの方々は絶対楽しめますよ!