つぐみ

ようこそ映画音響の世界へのつぐみのレビュー・感想・評価

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)
3.9
いかにもシネフィルの自己顕示欲を満たしてくれそうな味わいで、かなり年齢層高め。

音響って具体的にどういうことするのかあまり知らなかったので、知的好奇心を刺激されました。
作業はかなりデジタルで処理できるようになってるけど素材やネタ集めのアナログっぷりに驚く。とにかく足で稼ぐスタイル、私はかなり好きです(何で上から目線)。

そういや見たことなかった名作として「地獄の黙示録」や「七人の侍」見なければなー。「ライフ・オブ・パイ」も見てないんだった。
風の音にこだわった「ブロークバックマウンテン」のパートでは胸が締め付けられるくらい苦しくなった。きっとまた近々見るので次回は音を意識して見てみよう。

すごくハードワークだろうけど、女性がたくさん活躍しているフィールドというのも好感が持てる。まあ昨今のMetooに対してのせめてものフォローかもしれませんが。

70年代のルーカスはジョージ・ハリスンみたいでカッコいい。いまのルーカスは噂の東京マガジンの人に似てるから、噂の東京マガジンの人も70年代はカッコよかったのだろうか。
ルーカス、デ・パルマ、スコセッシ、コッポラの四人組ショット、神々の戯れ感がすごかった。

取り留めない感想になるけど、TENETをIMAXで見てねというワーナーからの根回しとかもあったりするのかな。

㊗️Mark数500達成!
つぐみ

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