キムラユウキ

ようこそ映画音響の世界へのキムラユウキのレビュー・感想・評価

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)
5.0
「才能の輪」


94分間、息をするのを忘れていました。
ああ、これが観たかった!!そう思いながら観ていました。

これこそ音響環境のある映画館、もっと言えばドルビーやIMAXで観れたら幸せだろうなあと思いました。

映画ができるのと同じくして音の重要さも生まれたんだなと。
最初はトーキーに始まり、少しずつ音が持つ力の重要さ、もたらす効果など解明されていく様が丁寧に描かれていて、いろんな映画のワンシーン(新旧いろいろ)を用いて声や効果音、音楽と幅広く分析。
『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』『スター・ウォーズ』『ジュラシックパーク』『トイ・ストーリー』なんかが転換期になっていて、その度に才能や技術、魔法のような力が加わって世に送り出されてるんですね。
(その中でも『スター・ウォーズ』は革新的な音作りを行っていたようで、私もタイムスリップしてまっさらな状態で当時の映画館で観たくなりました。R2の声とか感動してしまった…!)

そして『テネット』も楽しみなハンス・ジマー氏や『ブラック・パンサー』の革新的な音楽で話題になったルドウィグ・ゴランソン氏も出ていて、終盤は音作りにかける気持ちや情熱がどっと押し寄せてきて感動しました。

一度でも映画を観たことがある人に是非観てほしい。
(舞台とかでも音って大切だから、そういう「作り出す音」に関わったことがある音響さんとか音響監督さんとかにも是非観てほしい)

大満足のドキュメンタリーでした!